排水管の中砂漠地帯など保護しにくい環境からも犬や猫を救出しているアメリカの動物保護団体Hope For Paws(ホープ・フォー・ポーズ)。今回の現場は廃材置き場となっているコンテナの中! 3匹の子猫がコンテナの中に捨てられているとの通報を受け、現場に向かうレスキュー隊員のリサさんとジョアンさん。

コンテナの中にある廃材は翌日には圧縮処理されると聞き、緊張が走ります。何としてもその日のうちに救い出さなければ、子猫たちは助かりません。足元の悪い中、必死に逃げ回る子猫達のレスキューに奮闘するお二人の活躍をご覧あれっ。

【廃材だらけのコンテナでレスキュー開始!】

廃材や使い古した木箱などが積み上げられたコンテナに、よじ登って入るリサさんとジョアンさん。するとすぐに、底でうずくまる黒い子猫を発見! その子はレスキュー隊員に触られても抵抗することなく、おとなしくケージの中に保護されました。良かった! 

ところが、意外とスムーズに保護できた……と思ったのは、その1匹だけ。

ほかの2匹は、捕まえるどころか姿もなかなか見当たりません。うっかりするとレスキュー隊員も怪我をしてしまいそうな廃材の山の中、子猫の姿を探して廃材を移動させたり、やっと見つけても警戒心が強く、手を伸ばすと逃げてしまったり……も、もどかしいー! 

なかなかに救助は難航、見ていてもハラハラしどおしです。

【レスキュー隊員を威嚇しまくる子猫】

エサを仕掛けたトラップにかかりそうでかからず、かなり警戒心が強い2匹目の子猫。レスキュー隊員がスキをうかがってそぉーっと手を伸ばし背中から捕まえると「離せぇ〜!!」とばかりに鳴き叫び、ケージに入れると「シャーッ」と警戒心をむき出しに!

パンパンに毛を逆立て、爪を立てて威嚇する子猫を「後で私たちに感謝することになるんだからねっ」と冗談交じりになだめ、最後の1匹を探します。

【受け入れ先を待っています】

3匹目はトラップにかかり「あら、あなたが3匹目かしら? 」とレスキュー隊員も驚きます。暗くなる前にみんな保護できてひと安心♪ みんな車に乗せられ、施設へと向かいました。

3匹はサーモン、サーディーン、スクイッドと名付けられ、保護から6週間後には、おもちゃで元気に遊びまわり人に触れられても嫌がることはなくなった様子。ゴミと一緒に捨てられる危機にさらされていたなんて想像できないくらい、のびのびと暮らしながら新しい家族を待っています。

こうしてまた小さな命が救われたのは、日夜活動するレスキュー隊員のおかげですね。リサさん、ジョアンさん、本当にお疲れさまでした♡

参照元=YouTube
執筆:入江ゆうり(c)Pouch