アメリカ・ロサンゼルスに本拠を置く動物保護団体「ホープス・フォー・ポーズ(Hope for Paws)」。ある日、「野良犬の家族3匹が草むらに逃げている」との通報が彼らのもとに舞い込みました。

メンバーたちが向かった先にあったのは、雑草がこれでもかと生い茂る原っぱ! メンバーの背より高い雑草が生えていたり、草が壁のようにまとまって邪魔になっていたりと、なかなか動きにくい場所……。これではレスキューに手間取りそう。

しかしそれ以上に手ごわかったのは、子犬たち! 警戒心が強く逃げ回る彼らの保護に奮闘するメンバーたちの様子をご覧あれっ。

【ママはこわくて動けません】

メンバーたちの想像以上に草が生い茂った原っぱにいたのは、母犬と、その子犬2匹。みんなおびえきっていて、メンバーたちが近づくと逃げていきます。

雑草生え放題で広い原っぱから逃げられないように、まずはワンコ達を囲い込む作戦に。用意した保護用のネットや柵を総動員します。ただ子犬2匹は早々に逃げてしまったので、怯えて動けなくなっていたママワンコから先に保護。

メンバーのロレータさんに抱き上げられても固まって動かない様子を見ると、人に慣れておらず子犬たちのことも心配でパニックになっていたのかもしれません。

【怯えた子犬が猛反撃】

茂みから出てきた子犬を追うものの、なかなか距離が縮められません。そこで、ママワンコを連れて近づき警戒心を解こうとしますが、かなり怯えているようで子犬はまた茂みの中に逆戻り……もどかしいっ。

子犬が隠れた草むらを確認し、メンバーふたりで挟み込むように近づきようやく確保! ……と思ったら、捕まえたロレータさんがめっちゃ噛まれてる!! でもこんなことでめげちゃいけない、抵抗され噛まれた手を応急処置して、すぐにもう1匹の子犬を探しに行きます。手がとても痛々しいですが、負けずに頑張る姿が頼もしい〜♪

【かなり苦戦する最後の1匹】

もう1匹の子犬は原っぱを抜け、近くの資材置き場まで逃げてしまうほど必死にレスキュー隊から逃げ回ります。茂みに戻ってきたところへ、ケージに入れた親子を見せて安心させる……作戦もトラップとバレてしまい失敗。緊張した状態は続きます。

ならばとママワンコをケージから出して抱きかかえながら近づくと、今度は効果バツグン! ようやく手が届く場所まで距離まで近づいて、やっと最後の1匹の確保に成功! よかった〜……と安心する間もなく、子犬がロレータさんの手をガブリ!! 突如パニックに陥ったようで、手に噛み付きうんちしちゃうし画像もブレブレでてんやわんやにっ。メンバー2人がかりでリードをつけ、ようやくワンコ家族全員の保護が完了します。

ホープス・フォー・ポーズの施設での生活を始めた3匹、施設の人たちに怯えることなくやんちゃに遊べるまでになったようです。保護されたときには毛は生え放題でノミだらけだったけれど、きちんとトリミングしてもらってきれいになって、快適そう! 幸せに飼ってくれる里親さんを探しているところ、とのことです。

保護開始から完了までなんと6時間もかかったこの救出劇、メンバーさんたち本当にお疲れ様でしたー!

参照元:YouTube
執筆=入江ゆうり(c)Pouch