日本各地で災害が起きた2018年……被災地を「買って応援」したい!

復興を応援するべく、被災地への旅行を考えている人や、旅行に行けなくても「買って応援」したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこでPouch編集部は、被災された地域を中心に「#買って応援」をお手伝い! とうことで、ふるさとを愛し、誰よりもふるさとの魅力を知る各地のアンテナショップの方々に聞いた名産品をご紹介していきます。地元民が本気でオススメするお土産とは……?

今回ご紹介するのは、愛媛県宇和島市の「じゃこ天」です。

【骨と皮が出すうまみを堪能してほしい】

オススメ土産:田中蒲鉾店 手押しじゃこ天(1枚 税込173円〜)
推薦文:伊達政宗の長男が宇和島藩に入城した際、地元・仙台から「笹かまぼこ」職人を連れていき、生まれたのがじゃこ天の始まりです。白身魚のすり身は高価なので、骨も皮も一緒にすりおろすじゃこ天が庶民に浸透しました。でも、骨も皮も入っているので煮物にするといい出汁が出るんです。なかでもオススメは、希少なホタルジャコ(ハランボ)を使った田中蒲鉾店のものですね。

【若者向けの食べ方が提案されとる!】

そんなわけで入手した、宇和島特産・じゃこ天。手のひらサイズのものが3枚入りでした。どうやって食べようかな〜と思いつつ、パッケージの裏面を見ると……。

此のままでも、召し上がれますが火にあぶって頂いたり油でもう一度揚げて頂くと出来たての味がお楽しみ頂けます。尚お好みにより大根おろしか、お若い方はソースとマヨネーズ等で召し上がって頂きますと洋風の味になります。

と、食べ方のくわしい解説が。若い人向けに食べ方を提案してくれる親切さがたまらないですね。なんという心遣いでしょう。

【肴はあぶったじゃこ天がいい!】

というわけで、魚焼きグリルで軽くあぶって、焼いてみることに。グリルから流れてくるこうばしい香りと、油のパチパチいう音が食欲を刺激しまくりです。

キツネ色に焼き色がついたら、食べやすい大きさにカットして、マヨネーズをつけていただきま〜す!

これは……まさにできたての味! 表面のサクッとした歯ごたえ、そして噛むごとにの魚のうまみが口いっぱいに広がります。骨と皮が入っているせいでしょう、ほのかにジャリッとした歯ごたえとかすかな苦味があり、それがよいアクセントに。マヨネーズの酸味がめちゃくちゃ合うので、止まりません。

八代亜紀は『舟唄』で「お酒はぬるめの燗がいい 肴(さかな)はあぶったイカでいい」と歌っていますが、このじゃこ天を食べたら「肴はあぶったじゃこ天がいい」と歌ってしまうかもしれません……。

お酒好きの年配の方に、お酒とセットであげてもいいんじゃないでしょうか?

お求めは、アンテナショップ香川 愛媛せとうち旬菜館、田中蒲鉾本店のオンラインショップなどからどうぞ。

末筆ながら、災害による損害からの、1日でも早い復旧をお祈りいたします。

取材協力:香川・愛媛 せとうち旬彩館
参考リンク:田中蒲鉾本店
撮影・執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

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