2019年で45周年を迎えるハローキティは、サンリオを代表するキャラクター。世界中の誰もがその名を知っている有名人ですが、サンリオの方の話によると、1974年に初登場した際には、 “キティ” という名前はついていなかったといいます。
45年という長きに渡って人気キャラクターとして第一線を走ってきたキティさんですが、実は時代に合わせて毎年デザインテーマが変わっているのです。
【当時の流行がもりこまれている80年代】
たとえば「1980年はテニスが流行していたからテニス」「1988年はチェッカーズが流行していたから、その衣装にちなんでタータンチェック」といった具合に、当時の流行や時代背景をテーマにでデザインされています。
自分の好きなキティさんはどれかな? と年代ごとにキティさんをチェックすると、その時代背景も見えてきて、とても感慨深いです。
【認知度があがり社会貢献などがテーマになった90年代以降】
さらに、認知度が上がった90年代以降はキティさん自身が流行を作るトレンドセッターのような役割を果たすようになります!
1996年にハイビスカスの花をつけた “ハイビスカスキティ” が誕生すると、当時の女子高生がキティさんを真似して大流行。ハイビスカスをつけた女の子が街に溢れるといった現象が起こりました。
また2005年には、乳がんの世界的な啓発キャンペーン「ピンクリボンフェスティバル」のアンバサダーに就任して社会貢献。
2012年には、人間の持つ腹黒い心や邪悪な心が生み出したモンスターと戦うスーパーヒーロー “いちごまん” に変身するなど、ありとあらゆる境遇の人たちを救う存在としても描かれているんです。
【2018年デザインでは…キティさんがついに「消える」!?】
ちなみに2018年版にはキティさんの姿はなく(!)、その代わりにトレードマークのリボンだけがフィーチャーされているんです。
リボンは「女の子だった私が大人になった私へバトンタッチする」ためのバトンの役割を果たしているとのことで、長年のキティファンならばグッときてしまうこと間違いなし。
【おまけ:ハローキティ誕生はあの人気キャラがきっかけだった!】
ちなみに、キティさんの誕生には、当時流行していたスヌーピーが関係しています。大人気のスヌーピーは犬、ならばサンリオは猫のキャラクターで何か作ろうと考え、キティさんが生まれたんですって。
知れば知るほど奥深いキティさんの歴史。2019年のアニバーサリーイヤーにはどんなキティさんに会えるのか、今から楽しみで仕方ありませんね!
参照元:Hello Kitty 45th Anniversary
提供画像=©︎’76,’85,’99,’04,’11,’18 SANRIO、©︎’16,’18 SANRIO PJ
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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