2018年冬、ピーチ・ジョンから発売された健康補助食品「ラブポーション」。マカやガラナエキスなどが贅沢に配合されており、情熱的な感情を増強してくれるとの効果をうたっていたサプリメントです。

しかしこのたび、「商品説明及び広告表現に不適切な表現があった」とのことで商品の販売が停止されることに。批判を浴びることとなったのは、「こっそり飲ませて」という部分の広告表現でした。

【「こっそり飲ませる」の表現が問題に】

「ラブポーション」はココア風味で料理にも使えるということで、広告で提案されていたのは、「1.こっそり飲ませる」「2.一緒に飲む」というもの。問題となったのは、1のほうの「こっそり飲ませる」という表現です。

これをうけてツイッターでは

・「同意なく相手に摂取させ、気付くかどうかを楽しむ」ことを推奨する文章を見て、医薬品ではなくサプリメントだとしても、素直に怖いなと思った。
・「同意なく相手に摂取させ」って 体質によっては、ショック死の危険だってあります
・ええ……ラブポーション売るのはいいけど、そのコンセプトはあかんやつや……
・さっきまであった、ラブポーションという商品がピーチジョンの公式HPから消えた。「該当の商品がありません」だって。店頭からも全部撤去していてほしい。
・ピーチ・ジョンさん、アナウンスありました! きちんと素早く対応して頂いてよかったです

といった声があがっています。

たとえ恋人同士とはいえ、同意なく相手が知らないままに摂取させるというのは危険な行為。それを推奨しているように取られかねない表現に不快感や疑問を感じた人が多かったようです。また、アレルギーがある人に内緒で飲ませたら命にかかわる場合もあるといった指摘もありました。

【ピーチ・ジョンはサイト上から該当表現を削除】

こうした意見に対してピーチ・ジョン側は

今回いただいたご意見を厳粛に受け止め、指導・管理体制を一層徹底し、再発防止に努めてまいる所存です。改めて、多くの方に不快な思いをさせてしまったことを、深くお詫び申し上げます。(前略)

と謝罪。サイト上からは該当商品や該当表現が削除されています。

同じ商品でも、自分が摂取する、相手の同意のもとで一緒に飲むのではなく「こっそり飲ませて」という表現や提案はやはり不適切だったといえそうです。

参照元:ピーチ・ジョン
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch