現在、フランスで暮らしている私。
先日ご紹介した海塩入り発酵バターなど、フランスのおいしいモノを見つけると誰かにシェアしたくなっちゃう……! そんなわけで、ポーチ編集部でバターをテーマに、オンラインでチャットしていたときのことです。
「焼きたてのバゲットに発酵バターは最高のつまみ!」という私に、「炊きたてのご飯に発酵バター、しょう油の組み合わせも最強ですよ」と、あるスタッフが。
むむむ……。何それ、超おいしそうじゃないの!?
チャット後に早速試してみたら、めちゃくちゃおいしかった。そして山盛り2杯目に突入したときに、ふと思い立ったのです。「これに生卵をプラスして、TKG(卵かけごはん)にしてみたらどうかしら?」、と。
かくして誕生したのが、発酵バターTKG。これが最高においしかったので、みなさんにもシェアしたいと思います☆
【材料】(1人分)
炊き立てのごはん…1膳
卵黄…1コ
有塩の発酵バター…10〜15g
しょう油…少々
【作り方】
盛り付けたごはんの中央に卵黄を落とし、発酵バターをのせる。
バターを溶かしつつ、しょう油をかけながらいただく。
以上!!
【口の中に広がる天国を感じてほしい!】
ほんのり甘みを感じる炊き立てごはんに、香り豊かでコク深い発酵バター、そしてとろ〜りまろやかな卵黄が絡まって……お口の中に天国がやってきました。
ホカホカごはんに、ジュワっと溶けたバターと卵黄の滝を絡めながらいただく幸せ♡ あぁ、なんておいしいの……♡
こんなに簡単なのに、こんなにおいしい料理(って言えるのか疑問だけれど)は、今まであっただろうか……! これは間違いなく、今年一番のヒット作だ!!
【有塩の発酵バターで試してみてね☆】
有塩のバターを使っているので、ごはんにほんのり塩気がつくのですが、しょう油を少したらすと味が引き締まります。無塩バターだとしょう油をかけても、全体の味がぼんやりしてしまうので、ぜひ有塩バターで試してみてくださいね。その際はもちろん、発酵タイプの有塩バターで!
食べ始めたら箸が止まらなくなる発酵バターTKG。焼きたてのバゲットに発酵バター以上のおいしさじゃないの、これ?
ちなみに、冒頭の“発酵バターごはん”は、実際に起きた結婚詐欺事件を元にした柚木麻子さんのフィクション小説『BUTTER』に出てきたのだとか。同小説にはバターを使ったお料理の描写がたくさん出てくるのだそうです。バターを使ったこってり料理、寒さを増すこれからの時期にはぴったりですね。
そのうち、私も読んでみようかな! 発酵バターTKGを食べながら……。
レシピ・撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch
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