2020年10月から東京都も対象になった「GO TO トラベル」。旅行代金の約50%が還元される、とってもお得なキャンペーンです。
「GO TO トラベル」は「旅行・観光業の売上げアップ」など良い面もあります。ですがいっぽうで「感染対策もある中で時期早々」といった意見が出るなど、まさに賛否両論。
「利用を考えているけれど、他の人の動向が気になる……」という人は、「GO TOトラベルキャンペーンへの意識調査」を参考にしてみるといいかもしれません。
【年齢が上がるほど「利用しようと思わない」】
「ジェニークリニック」が20~50代以上の男女400名を対象に行った「GO TOトラベルキャンペーンへの意識調査」。
数ある項目の中でまず注目したいのは「GO TO TRAVELキャンペーンを利用したことがありますか?」という質問です。
結果を見てみると、「利用したことがある」と回答したのは20代が30%と、全世代の中で1位! いっぽうで、50代以上では4%となっています。
年齢が上がっていくほど「利用したことがない」人が増えていることがわかります。
【「認知はあるがよくわからない」人が7割!】
もうひとつ注目したいのは「GO TO TRAVELキャンペーンの内容を知っていますか?」という質問です。
こちらでもっとも多かったのが「キャンペーンの認知はあるが詳しくはわからない」という答え。
全体・男性・女性・年齢別すべてで、7割もの人々が「細かい内容はわからない」と回答しており、名前は聞いたことがあるけど実態は知らない人がかなりいるようです。
【成功か失敗か…みんなの意見が興味深い】
冒頭でも触れましたが、「GO TO Travel」は賛否両論まっぷたつ。
そこで注目したいのが「GO TO Travelキャンペーンは総合的に成功した施策・内容だと思いますか?」に寄せられた意見です。
「成功だった」に寄せられたのは、
・自粛から抜け出すいいきっかけになった
・観光地の人々を助けるためにキャンペーンを行うのはいいこと
といった意見。20~30代が中心で、やはり若い世代のほうが「GO TO Travel」を好意的に受け止めているようです。
いっぽう「失敗だった」に寄せられたのは
・時期尚早。コロナが完全に終息してからすべき
・利用にはネット予約が必要なのに、クーポンは紙媒体だったり、どの年齢層にも優しくない
・都会の感染者が、医療体制があまり整っていない地方に来るのは不安
といった声。なおコロナに関する意見を挙げたのは40~50代以上の方々でした。
回答にもあるとおり「GO TO Travel」は仕組みが複雑。だからこそ「利用したくてもできない」「よくわからない」という人が多いのかもしれませんね。
【いちばん多かった回答に納得】
ちなみに……この質問でもっとも多かったのは「どちらとも言えない」という回答です(56~69%)。
「感染リスクが怖い」「利用したいけど、周りの反応や世間体を考えてしまう」といった声が挙がっており、どの意見にも共感してしまいます。
キャンペーンの名前は浸透しているものの、多くの人が「迷い」を抱えているようです。なかなか答えが出しづらい問題ですが、みなさんはこの結果をどう思いますか?
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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