スウェーデン人アーティスト、ラブ(Love Hulten)さんが、「VOC-25」という名のヴォーカルシンセサイザーを発明。YouTubeに投稿しています。
度肝を抜くのは「VOC-25」のビジュアル。
なんと歯の模型がズラ―――ッと並んでおり(!)、鍵盤を叩くたび「ヒャァー」と声を上げているではありませんか……!
【悲痛な叫びが耳に残る…】
「VOC-25」に使用された歯の模型は25個。
ラブさんが鍵盤を叩くたび流れるのは、カチカチと鳴る歯から放たれる「ヒャアー」「アァァー」という叫び声です。
断末魔のオンパレードという感じで、聴いていると、なんともいえない気持ちに……。
【色んな声で歌ってくれるよ】
しかし、「VOC-25」で奏でられるのは「叫び声」だけにあらず。
つまみで調整すれば、地獄のような叫び声から一転、聖歌隊のような美しい歌声を聴かせてくれるんです!
しかも、子どものようなピュアな歌声から、ゴスペルのような荘厳な歌声まで、音色が幅広いっ。
また、ごくごく普通の電子音も奏でられるようで、1台で色んな表現ができそうです。まァ、正直、見た目はアレですけども(笑)。
【ある「珍発明家」からインスパイア】
ネット上の反響も大きく、演奏動画を観た視聴者からは
「私が見た中で最も美しい悪夢」
「信じられないほどのクオリティーだけど……めちゃくちゃ呪われてるように見える」
と、称賛の声(?)が寄せられています。
ちなみに「VOC-25」は、数々の “珍発明” で人気のユーチューバー、シモーネ(Simone Giertz)さんの作品からインスパイアされているそう。
シモーネさんが制作したのは鍵盤を叩くたびに歯がカチカチなる装置でしたが、ラブさんがここから、実際に演奏できる装置へと発展させたことがスゴイですよねえ。
家に置きたいか、と言われると……遠慮したいところですが、ちょっぴり演奏してみたくなっちゃいますね!
参照元:LOVE HULTÉN、YouTube、Instagram @lovehulten
執筆:田端あんじ (c)Pouch
▼「VOC-25」の演奏動画
▼おまけ:元ネタはこちらです
コメントをどうぞ