「密を避ける」「マスクをつける」といった行動様式はもはや当たり前のものとなりましたが、芸術にもこれを取り入れていく動きがあるようです。
今回ご紹介するのは、アメリカ・カリフォルニア州のバークレーを拠点に活動するコンテンポラリーダンス集団「ポスト:バレエ(Post:ballet)」の動画。
バレエ『くるみ割り人形』の名曲「雪片のワルツ」に合わせて舞い踊るダンサーたち、みな一様にマスクを付けているんです!
【白いマスクも衣装の一部のよう】
チャイコフスキー作曲のバレエ音楽『くるみ割り人形』の第1幕第9曲として知られている「雪片のワルツ」。
動画には、音楽に合わせて真っ白なチュチュ風の衣装とマスクを身につけたダンサーたちが登場。雪がひらひらと舞い散る情景を思わせるダンスを、優雅に舞い踊ります。
こうしてみると、白いマスクもまるで衣装の一部のように感じられてきます。踊っているほうとしては多少の息苦しさがあるかもしれませんが、まったくそれを感じさせない美しくしなやかな動きに魅了されます。
【撮影場所にも配慮がなされています】
こちらの動画、「メディア制作のための州および地方自治体のCOVID-19安全ガイドラインに従って撮影した」ということで、場所にも配慮されている様子。
カリフォルニア州のアラメダ郡近くの駐機場(航空機を駐機する場所)で撮影されたそうですが、周りに何もない広い空間となっており、これなら密になる心配もまずなさそうです。
【2020年を表すかのようなダンス動画】
ホリデーシーズン定番の上演作品とされる『くるみ割り人形』。2020年12月3日に公開されたこの動画も、ホリデーフィルムとして作られたものだそう。
動画を観た人たちからはYouTubeのコメント欄に
「芸術はパンデミック中でも生きている」
「困難な時期だからこそ私たちにはこうしたものが必要」
など拍手を贈る声が多数寄せられています。
2020年代をまさに象徴するかのような「雪片のワルツ」ダンス動画。皆さんもぜひ、参照元からご覧になってみてください。
参照元:YouTube、Instagram @postballet、POST:BALLET
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼ポスト・バレーのダンサーたちが躍る「雪片のワルツ」
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