「A REAL(日常)」「UN REAL(非日常)」「AGE(時代)」をミックスした造語からなる、日本のファッションブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」。

先日開催された2022-23年秋冬パリコレクションにおける新作のテーマは「プラネット(PLANET / 惑星)」。

これにちなんで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、会場に “月面” を再現

宇宙服のフォルムに合うようデザインされたルックには、なんと空調服(!)も登場し、なにもかもが前代未聞すぎる……!

【月と地球をイメージ】

日本時間2022年3月5日20時よりYouTubeで配信された最新コレクション。

JAXA相模原キャンパスにある「宇宙探査実験棟」で、月と地球を再現した会場で行われました。

前半は宇宙服に身を包んだモデルたちが、月面を探索するかのごとくウォーキング。後半は、地球を舞台に、無重力から解放されたショーを展開しました。

【作業服がパリコレデビュー!?】

前半、まず度肝を抜かれるのは、モデルたちのビジュアル。

宇宙服を着ているかのようなボリューミーなシルエット&透明ヘルメット姿でウォーキングおり、あまりにも斬新すぎて目を奪われずにはいられません。

1番注目したいのは、ファンが内蔵された『空調服』が登場していること!

工事現場などでおなじみのあの作業服がパリコレデビューするだなんて、誰が想像できたでしょうか!?

今回登場した全18ルックのうち、空調服は2着。

無重力や厳しい温度差から身体を守る宇宙服のイメージと、空調服の特徴である “膨らんだフォルム” がマッチした結果、今回の採用に至ったんですって。

【舞台裏もぜひ観てほしい】

ショー配信に合わせて公開された舞台裏動画では、オフショットや、デザイナーの森永邦彦さんのインタビューを収録。

ルックの制作では、既存の宇宙服の造形を人の体に見立てて服を作っていく(!)という新たな挑戦も。さらには、

地球に降り立つ→ボリュームがなくなって服のシルエットが変わる→それを日常服として提案

といったことを表現するべく、ショーを構成したことも語られており、こちらも必見です。

常識にとらわれない、未来を感じさせるショーの全貌を、さっそくご覧になってみてください♪

参照元:YouTube(1) (2)プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼空調服は2:30あたりに登場します

▼舞台裏動画はこちら