新生活で、引っ越しをする人も多い3月、4月。
この時期に、引っ越し直後に多発するのが「訪問販売に関するトラブル」なのだとか……!
いったいどのような手口が使われるのか、トラブルを防ぐにはどうしたらよいか、国民生活センターに寄せられた相談事例をもとに、ご紹介したいと思います。
【訪問販売でよく使われる手口はコレ!】
訪問販売の手口としてよく使われるのが、「管理会社と関連があるかのように思わせる」というもの。
たとえば、
「引越当日に業者が訪れ、管理会社と関連があるかのような説明を受け換気扇フィルターの契約をしたがウソだった」
「新築マンションに引越した際、管理会社からの紹介だと言う業者に訪問され、防カビ工事等の契約をしたがウソだった」
というような事例が報告されています。
「管理会社から紹介されて来たんですが…」「マンションの居住者は皆さん契約していますよ!」なんて言われると、ついつい信用してしまう気持ちになるのも、わからなくありませんよね。
では、こうしたトラブルを防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?
【トラブル防止のための3つのポイント】
国民生活センターがトラブル防止のポイントとして挙げているのが次の3つです。
<1. その場ですぐに契約せず、管理会社に確認を>
業者の話だけを信じてすぐに契約せずに、少しでも疑問に感じたら管理会社に確認することが大事です。
<2. 訪問販売で契約した場合、クーリング・オフが可能>
うっかり契約してしまっても、特定商取引法に定める書面を受け取った日から数えて8日以内であれば無条件で契約解除が可能です。
<3. 「18歳で大人」である自覚を>
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられます。大人になると、親などの同意なく1人で契約できる反面、原則として一方的にやめることはできないので注意が必要です。
【トラブルで困ったら「118」に電話を!】
それでももしトラブルにあってしまった時は、泣き寝入りせずに消費者ホットライン「188」にぜひ相談を。
こちらは最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内してくれる電話番号になっています。
このほか、国民生活センター公式LINEアカウント「@line_ncac」でもさまざまな消費者トラブルの情報を発信しているので、フォローするのもおすすめ。
新居での生活に慣れていなかったり、荷解きで忙しかったりすると、ついつい冷静な判断や対応ができなかったりするもの。
あらかじめこうした事例を知っておくことで、トラブル回避に役立つかもしれません。さらに詳しく知りたい方は参照元をご覧ください!
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