自分のための小さなリセット時間「#火曜は辛いものを食べてスッキリする日」。
ここ数年、東京・池袋西口エリアに続々と誕生しているガチ中華フードコート。いろんな料理が楽しめて、もしやここって辛いもの好きにとっての穴場なのでは……!?
ということで、今回は「食府書苑(しょくふしょえん)」というフードコート内にある「凡記」というお店でビャンビャン麺を食べてみることに。
中国の街角に迷い込んだかのような異国ムードの中で食べる旨辛ビャンビャン麺は、実に味わい深いものがありました!
【日本とは異なる注文・支払い方】
食府書苑は、池袋の中華フードコートの走りとして知られる「友誼食府(ゆうぎしょくふ)」と同じビルの2階にあります。
店内は入口を入って右側が書店コーナー、左側がフードコートという作り。
さまざまなお店が並んでいる中、お目当ての「凡記」のカウンターでビャンビャン麺を注文しようとしたところ……お店の女性に「あっちね」というかのように、片隅にあるレジを指さされました。
どうやらレジで食べるものを注文&お金を払うシステムのよう。レジで支払いを済ませると食券がもらえるので、それを各店舗に出すというスタイルです。
ちなみに支払いは現金でしましたが、各種電子マネーも使えるようですよ!
【まさかの注文後に麺を打つスタイル】
日本語があまり通じない中、無事に注文を済ませたことにホッと胸をなで下ろしながら席で待っていた私。ここで衝撃の光景を目にすることとなります。
……え? えぇっ!? 今から麺打つの〜〜!?!?!?
カウンターにいる女性があきらかに注文を受けたタイミングで麺を打ち始めているではないですか。
両手いっぱいに麺を伸ばしビャンビャンと打ち付けるあの動作をライブでお目にかかえれるとは……!!!!
てっきり作り置きの麺を使うかと思っていたら、まさかの打ち立て&茹でたて! 極太の麺を茹でるため提供までには多少時間がかかりますが、そんなのちっとも苦になりません。
待ったのはたった10分ほど。完成した「油溌ビャンビャン麺」を自分でカウンターまでとりにいき、さっそくいただきますっ!!
【おいしく食べる秘訣は…?】
まずは麺のモチモチ具合に感激♡ 噛みしめるたびに口の中いっぱいに小麦粉の旨味が広がります。
麺は平打ちの極太麺ですが、手打ちのため細いところもあったり端がピロピロ〜としているところがあったり。さまざまな食感の違いを楽しめるのも面白いところです。
私が一心に食べていると……お店の方らしき女性が近くにやってきた! すると、
「ぐるぐるもっとよく混ぜてねー」
とかき混ぜる手振りとともに教えてくれました。「こ、こう?」とお箸で混ぜると、「もっともっと。そのほうがおいしいよ」と。
どうやら、とにかくよーく混ぜるのがビャンビャン麺をおいしくいただくポイントのようですぞ!
言われるがまま、丼の下のほうに沈んでいるタレを麺と万遍なく絡めて再び食べてみると……さっきまでと味がぜんぜん違う~!!
麺にタレが染み込んで味が断然濃厚になったのがわかります。
唐辛子もたっぷりかかっているので、辛さも申し分なし。……というか、むしろ喉に唐辛子粉が絡んでたまにむせちゃうほど。
幅広麺のモチモチ食感に黒酢の酸味、唐辛子のビリビリとした刺激が三位一体となったビャンビャン麺の醍醐味をぞんぶんに堪能できました。
【まとめ:本場の辛さを楽しめる場】
このほか食府書苑には四川料理の「品品香」、雲南料理の「食彩雲南」、東北料理の「滷煮炸串串」など7店舗ほどが入店。
辛いメニューもいろいろとあるので、本場の辛さを楽しんでみたい方はぜひ注文してみて! ただし1品でもかなりボリュームがあるので、何品か食べる場合は複数で行ってシェアするのがおすすめです。
ちなみに、何時からオープンしているかわからず10時半前に行ったところ、誰もおらずガラーン。お店の人しかいない中、ポツンとひとり食べるという展開がちょっぴりスリリングで、本当に中国にひとり旅したような気持ちを味わえました。
辛いものが好きな皆さん、たまにはこんなフードコートに出かけてみるのはいかが?
「油溌ビャンビャン麺」 ★★★☆☆
・今回訪れた店舗の詳細
名称 「凡記」食府書苑フードコート店
住所 東京都豊島区西池袋1-28-6 大和産業ビル2階
時間 10:30~22:00
撮影・執筆:激辛ハンターやよい(鷺ノ宮やよい)
Photo:(c)Pouch
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