経済的な理由などで生理用品が買えない女性や子どもたちが増えている「生理の貧困」問題。
こうした事態を受けて、大王製紙の生理用品ブランド「エリス」では、奨学金ならぬ「奨学ナプキン」を実施しています。
「奨学ナプキン」の対象者に選ばれると、なんと生理用品1年分を無償で提供してもらえるのだそう! どんな取り組みなのか、もう少し深掘りしてみましょうか。
【「奨学ナプキン」とは】
エリスで2022年から始動した、多様性のある社会でひとりひとりの生理に寄り添うためのプロジェクト「meet my elis」。
その一環として、生理用品の入手に困っている学生を対象に、生理用ナプキンを1年間無償で配布する「奨学ナプキン」がスタートしました。
対象となるのは「生理のあるすべての学生本人」。生理用品の入手に困っている小学校・中学校・高校・高専および専門学校・大学・その他の学校に通う学生であれば、誰でも応募できます。
【応募方法は?】
過去2年間にわたる「奨学ナプキン」への累計応募者数は1万4000件超におよび、総勢4000名の学生たちに「エリス」の生理用品が届けられたのだそう。
今後も募集を継続して欲しいという声が寄せられた結果、2024年度も「奨学ナプキン」の奨学生を募集することになりました!
■応募のステップ(期間:2024年4月9日〜5月19日23時59分)
①応募フォームからアンケートに回答する(学校生活で生理について困っていること、生理用品の使いごこちや悩みなど)
②アンケートの内容をもとに奨学生を選定
③奨学生の決定はメールでお知らせ
対象人数は2000名です。奨学生になると、「Aセット」か「Bセット」の生理用ナプキンを選ぶことができ、4カ月に1度のペース(※6月下旬・10月・2025年2月頃)で4カ月分が届きます。
Aセット:「エリス 素肌のきもち」「エリス 朝まで超安心」のセット
Bセット:「エリス コンパクトガード」「エリス 朝まで超安心」のセット
【学生たちの生の声】
20を超える企業・団体が賛同を表明している「奨学ナプキン」。実際に体験した奨学生からは
「枚数を気にせず使えるようになったので部活や勉強に集中できるようになった」
「生理中も熟睡できるようになった」
「トイレに行く回数を減らすために飲食を控えていたが、好きなものを好きなときに食べることができるようになった」
「ナプキンを交換する頻度が増えたので生理期間中の皮膚トラブルが減った」
といった感想が寄せられたといいます。
そのいっぽうで、「生理教育を充実させてほしい」「学校でも生理休暇を取得できるようにしてほしい」「生理用品を購入する際のサポートを強化してほしい」といった声もあがっていたそうです。
2024年度「奨学ナプキン」の詳しい応募条項については、参照サイトを参考にしてみて!
参照元:エリス、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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