連日の猛暑に、もううんざり……。毎日暑いので、涼しい映画館でホラー映画でも観て、ヒヤッとしませんか?

この夏、東京・シネマート新宿で、北欧ホラーだけを集めた上映イベント「白夜(びゃくや)に光り輝く 産毛ナイト」を開催します。

北欧ホラーの代表格ともいうべき『ミッドサマー』をはじめ、珠玉の3作品をオールナイトで鑑賞できますよ。鳥肌で産毛が逆立っちゃうほどの恐怖を味わいに出かけましょう……!!

【上映作品は?】

タイトルのクセが強すぎるイベント「白夜に光り輝く 産毛ナイト」。上映作品もなかなかクセ強めでございます!

■『LAMB/ラム』(2021)
「禁断(タブー)が産まれる。」というパンチ強めなキャッチコピーが印象的なホラー作品。子どもを亡くした羊飼いの夫婦が、羊から産まれた “羊ではない何か” に出会い、やがて破滅へと導かれていく過程を描いています。

“羊ではない何か” として生まれた存在を「アダ」と名付け、大切に育てていく様子は微笑ましさすらありますが、後半〜クライマックスは癒やし要素は皆無です。終始ほの暗い画面がゾクゾクとした恐怖へと誘います。

©2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK,
HELGI JÓHANNSSON

■『ぼくのエリ 200 歳の少女』(2008)
いじめられっこの少年・オスカーが出会った、唯一の友達であり初恋相手のエリ。いつも青ざめた顔をしているエリが外出できるのは夜だけ。そしてエリが現れると、なぜか街では不可解な失踪や殺人事件が起こるのです。

スウェーデンのスティーヴン・キングこと、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー小説を映画化した、北欧ホラーヒットの火付け役! 私調べでは、現在配信しているサイトがない(※2024年7月22日時点)ようなので、個人的にはいちばんの目玉作品です。

©EFTI MMVIII ©EFTI_Hoyte van Hoytema

■『ミッドサマー ディレクターズカット版』(2020)
もはや説明不要! ミッドサマーといえばこれ! 日本でも大人気のアリ・アスター監督による傑作をディレクターズカット版で上映します。

大学生のダニーが友人たちと訪れた “90年に1度の祝祭” 、そこは地獄の始まりだった……。北欧の美麗な風景×阿鼻叫喚の地獄絵図が交錯する大ヒット作品を楽しんで。

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【ひと晩だけの悪夢を観よう】

陰鬱でありながらもアーティスティックな作品が多くみられる北欧ホラー。今回上映される『LAMB/ラム』と『ぼくのエリ 200 歳の少女』は、いわゆる北欧ホラー的な作品といえましょう。

そのいっぽう、画面いっぱいにまぶしいほどの光が注ぐ『ミッドサマー』は、北欧ホラーの代表作でありながら異色な作品でもあるように感じています。嫌な気持ちと不思議な爽快感がないまぜになる映画は、おそらくこれだけ……!

2024年8月9日22時30分からオールナイト上映される「白夜に光り輝く 産毛ナイト」に行けば、この魅力的な3本を一挙鑑賞することができますよ。

チケット料金は3000円均一、7月19日から劇場オンラインと窓口にて販売中で〜す!

参照元:シネマート新宿、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch