お仕事でもプライベートでも大活躍してくれるイヤホンですが、実は私には長年悩みがあったのです。

きっかけは数年前に突発性難聴になったこと。それまではイヤホンにストレスを感じたことがなかったのですが、「耳をふさぐ」という状態が長く続くと圧迫感が気になるように……。

そんな私の救世主となったのが “オープンイヤー型イヤホン” こと「耳スピーカー」でした。耳をふさがない&耳元にスピーカーがある感覚を味わえる本商品に出会ったとき、私の中で革命が起きたのです。

【求ム! 私に合うイヤホンとは】

突発性難聴になったことで、長時間耳をふさぐという行為が苦手になった私。

また、そもそも私は音に集中しすぎるところがあるため、外出先などでイヤホンを使用すると危ない目に遭うこともしばしば。音楽に気を取られるあまり、周囲の車や自転車の音を聞き逃して、接触しそうになったことも1度や2度ではありませんでした。

耳をふさがない状態で、周囲の音もキャッチしてくれるイヤホンなんてあるわけない。

そんなふうに諦めかけていたところ、私が求める2つのニーズを満たしてくれる「耳スピーカー」という存在を知ることに!  Pouch 編集部に実物が届いたので、使い心地や音の聞こえ方などをチェックしてみることにしました。

【「耳スピーカー」の特長】

耳をふさがないイヤホンには、骨を振動させることで音をダイレクトに伝える「骨伝導」と、耳の近くで音を流す「オープンイヤー型」があります。

NTTグループのNTTソノリティによる音響ブランド「nwm(ヌーム)」が手がける「耳スピーカー」はオープンイヤー型。鼓膜を振動させる音波×逆相の音波で打ち消すNTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術により、オープンイヤー型でありながらも音漏れを最小限に抑えています。編集部に届いたのはこちらの3つ!

<ワイヤレスタイプ>
・オープンイヤー型完全ワイヤレス耳スピーカー nwm MBE001(オープン価格)
完全ワイヤレスタイプの耳スピーカー。電池持続時間は最大6時間(※音楽再生時)、充電時間は約2.5時間。

・オープンイヤー型ネックバンドワイヤレス耳スピーカー nwm MBN001(オープン価格)
首にかけて使えるネックバンド付きのワイヤレス耳スピーカー。電池持続時間は最大20時間(※音楽再生時)、充電時間は約2時間。

<有線タイプ>
・オープンイヤー型有線耳スピーカー nwm MWE001(オープン価格)
有線イヤホン派には嬉しい、有線モデルの耳スピーカー。充電不要で使えるところがありがたい。

それぞれタイプは違えど、基本的なスペックはおなじです。それぞれに共通しているのは、

・耳にひっかけて装着する(耳をふさがない)
・装着していることを忘れるほど快適
・周囲の音や状況を認識できる
・イヤホンを着けたままで会話もできる

という点。音楽を聴くのはもちろん、マイク付きなので通話もできちゃうんです! なお、ワイヤレスタイプをiPhone13で使用する場合、「設定」→「Bluetooth」→「商品名」の順番ですんなり接続できますよ。

【実際に使用してみました】

耳の上部にひっかけるようにして装着する耳スピーカー。「ひっかける」と聞くと心もとないように思えるかもしれませんが、シリコン製で耳にしっかりフィットするので、首を360度方向に振っても落ちる心配がない〜っ!

装着したときの見た目もごく自然。シンプル&スタイリッシュなデザインなので、カジュアルから綺麗めまで、どんなファッションにもなじんでくれそうです。

そ・し・て、耳スピーカーの最大の魅力は圧倒的開放感。耳を圧迫しないので、不快な感じがしないし、疲労感を感じることもない。暑い時期でも蒸れる心配がありません。

それでいて、イヤホンの音はしっかり聞こえるし、音質も申し分ない。周囲の音もキャッチできるため、車や自転車にも気を配れるし、音楽を聴きながらおしゃべりもできる。仕事中も、周囲の状況をよく把握できるので、誰かが話しかけてきたとしてもすぐに気づくことができるーーー。

これぞまさしく、究極の “ながら聴きアイテム” ではないですか!

また、「耳の近くで音を流す」という性質上、音漏れが心配でしたが、結果的には全く気になりませんでした(すごい)。音を大きくしても、従来のイヤホンの音漏れ程度しか聴こえないので、安心して公共交通機関に乗れるわっ♪

イヤホンでこんなにもストレスがないだなんて、私的には大革命です。私と同じような感覚を持つ人に、全力でおすすめしたいわ〜〜!!

【2カ月使用した結果…】

耳スピーカーを使用し始めてから、およそ2カ月。私が感じた正直な感想はこちらです。

■完全ワイヤレスタイプ
→着けている感じがないほど軽くて快適! ワイヤレスなので煩わしさゼロ&操作もラクチンだからいちばんのお気に入り。ただし通話のときに、ほんの少しだけ音が反響する感じがある(通話相手にも音が反響する感じがあった)。

■ネックバンド付きワイヤレスタイプ
→こちらも快適な使い心地かつ、操作がラクチン。ワイヤレスだけど、首にかけられるから失くさない=安心感アップ。通話の際に反響音は聴こえないけど、マイクの位置のせいか、通話相手には「周囲の音をよく拾う」と言われることもしばしば。

■有線タイプ
→充電切れの心配がない部分では優勝。だけど、ワイヤレスの快適さに慣れてしまうと、コードがあることによる煩わしさを感じる。もともと有線派なら「ただただ快適」だと思う。通話の際の音も問題なし。

実際に使ってみると、ワイヤレスタイプが圧倒的に使いやすいっ! 仕事中でも移動中でも大活躍してくれたので、ガチで欲しくなっちゃいました。

ちなみに、2024年7月18日には、オープンイヤー型のオーバーヘッド耳スピーカー「nwm ONE(ヌーム ワン)」が発売されたのだそう。もちろんこちらも耳をふさがずに使用できるみたいですよ。

自分好みのスタイルで楽しめる耳スピーカー。とにかく快適&ストレスフリーなので、今後ますますニーズが増えてゆく予感がするわ……!!

参考リンク:nwm公式サイト楽天市場Amazon
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch

▼パッケージ&梱包の仕方もオシャレすぎました(ギフトにもいいかも!)