インターネットがある生活が当たり前になった現代。ところで……あなたには「ネッ友」がいますか?
「ネッ友」とは、現実世界では接点がないものの、インターネット上では親交がある友人のことです。
ある調査によると、令和キッズの約7割が「ネッ友がいる」と回答していることが明らかになりました。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブ世代の、リアルな “ネッ友事情” とは……?
【令和キッズのネッ友事情】
子ども向けサイト「ニフティキッズ」が小中学生を中心とした子どもたち2547人を対象におこなった調査によると、「ネッ友がいる」と回答したのは全体の69.6%。知り合った場所TOP5は「ゲーム」「LINEのオープンチャット」「X」「TikTok」「ネットの掲示板」でした。
会話やDMなどで個別に連絡を取るネッ友がいる人は、小学生で64.8%、中学生では79.8%。いっぽう、実際に会ったことがある人は12.8%〜16.0%にとどまっています。
さらに今回の調査では、小中学生のおよそ半数が「実際の友だちよりもネッ友といるほうが居心地がいい」と感じていることが明らかに!
その理由として、小学生では「直接関わりがないからこそ相談できる」、中学生では「素の自分を出せる」が1位に挙げられていました。
【警戒心高い! しっかりとした回答にひと安心】
こうした結果をみるに、「令和キッズ=ネッ友への警戒心が薄い」ようにも感じられますが……どうやらそういうわけでもないみたい。
ネッ友と親しくなることはあっても「付き合ったことはない」と回答した小中学生は75.6%にもおよび、その理由を尋ねてみたところ、
「会ったこともない人と付き合うと危ないから」
「実際にあったことないし、中身はおじさんや変な人かもしれないから」
「たかがネットだから。人間性は見えないから」
「どんな人が告白をしているのか分からないし、もしかしたら個人情報が漏れちゃう可能性があるため」
「なんとなく会う機会もないし! ただのネッ友だと思ってたから!」
といった意見が寄せられていたのです。ドライな回答の端々に、ネットリテラシーが高い令和キッズならではの警戒心が垣間見えている……!!
【危ない目に遭っているケースもあるから気をつけて】
とはいえ、楽観視しすぎるのも危険。なぜなら、小中学生の約4人に1人が「ネッ友と関わることでいやな思いや怖い思いをしたことはある」と答えていたからです。
ケンカや誹謗中傷、悪質なつきまといや性犯罪まがいの被害に遭っているケースもありました。
夏休みは、こうしたリスクが高まる時期でもあるかと思います。お子さんがいる人は心にとどめておくといいかもしれません。
参照元:ニフティキッズ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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