今や、大人はもちろん、子どもスマホやタブレットを使うのが当たり前になった時代。皆さんの中には、お子さんのスマホの使い方に頭を悩ませている、なんて人もいるんじゃないでしょうか。

今回ご紹介するのは、自分専用のスマホやタブレットを持つ小中学生の保護者におこなった「子どものスマホ管理」に関するアンケート調査結果

過度な利用やトラブルを避けるためにどのような管理や対策がされているのか、一緒に見てみましょう!

【子どものスマホ管理、どうしてる?】

総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が全国の小中学生の保護者619人に対しておこなったのが「子どものスマートフォンやタブレットの管理」アンケート調査

まず、子どものスマホ管理のために約7割の保護者がおこなっていると回答したのが、「フィルタリングの設定」です。

このほか、「利用場所を設定する」「かかっているロックの番号を家族で共有する」「閲覧履歴を確認する」といった方法をとっている人も。

こうして見ると、保護者がちゃんと管理できているように思えますよね。でも、実際はそうと言い切れないのが現状なんです……!

【約4割がスマホ管理に疲弊】

たとえば、保護者からあがっているのはこんな悩みの声。

「朝起きて身支度もせずYouTubeを見る行動が増え、ご飯も食べずに依存しケンカになることも多々。しつこく言うのが疲れる
「子どもがネットで検索して勝手にフィルタリングを解除した。イタチごっこなのであきらめた
「発信する内容を逐一指導することは不可能」

保護者が管理や制限をしても、どうにかしてすり抜けようとするのが子どもというもの。「ダメ」と言われるとやりたくなるし、「見るな」と言われると見たくなるものです。

そのため、あえて利用制限は設けていないという家庭も。我が家にも小学生と中学生の子どもがいますが、現在、フィルタリングは特に設定していません。年齢制限などのフィルタリングをすると、見られないサイトやできないゲームがあまりに多く、けっきょくは解除することが頻繁にあったからです。


アンケートを見ると、「子どものスマホ管理に疲れを感じたことがありますか?」という質問には約4割の人が「はい」と回答。なかなかひと筋縄ではいかず、 “管理疲れ” してしまっている人も多いようです。

【効果的な方法は?】

では、スマホを管理する以外に効果的な対策は考えられるでしょうか。アンケートでは、

「会話や外出など家族でのコミュニケーションを増やした」
「勉強の習い事を始めた、または増やした」
「アナログな趣味を見つけさせるようにした」

などの意見が出ています。

物理的にスマホやタブレットに触れる時間を減らすというのは、有効な対策のひとつと言えそうです。

とはいえ今の時代、スマホやタブレットを生活からいっさい切り離すというのは不可能に近いこと。アンケートの回答からは、スマホやタブレットを利用しながら

「何かあったときに保護者に相談しやすい環境をつくること」
「家庭で利用方法についてのルールを作り守らせること」

といったサポートをしていくのがよいと考えている人が多いことがうかがえます。

【各家庭に合った利用のしかたを】

子どものスマホやタブレットの管理に関して、完璧な対策はなかなかないもの。だからこそ、親子で気軽に話し合える環境を作り、そのときどきに合った方法を取り入れていくことが大切なのではないでしょうか。

アンケート結果にあるような対策やサポートを参考にしながら、ネット社会で育つ子どもたちを今後も見守っていこうと思います!

より詳しい内容は、参照元のプレスリリースからどうぞ。

参照元:プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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