2024年もいろいろなことがあった1年でしたが、この夏、お米が品薄で手に入りにくかったことが記憶に残っている人も多いんじゃないでしょうか。
実はそれ、妖怪「米隠し」のしわざだったのかも……!
香川県・小豆島にある「妖怪美術館」が広く募集したのは、今年の世相を最も表す妖怪。その結果、「今年の妖怪2024」に「米隠し」が選ばれたそうなんですっ。
【これが妖怪「米隠し」だ!】
この夏、スーパーの米売場からすっかり姿を消したお米。潜在的な生産量の減少や異常気象、インバウンド観光の増加などのさまざまな要因は考えられるものの、これまであまりなかった事態に戸惑った人も多かったことと思います。
妖怪美術館のウェブフォームや妖式Xに寄せられた総数3575件の応募でも、この米騒動に関する妖怪は特に多く寄せられたそう!
それらを参考に「今年の妖怪2024」に決定したのが「米隠し」。妖怪画家で妖怪美術館館長の柳生忠平氏が手がけた妖怪画では、「米隠し」が数えきれないほど多くの米俵を口に入れている姿が色紙に描かれています。
なるほど、こうして「米隠し」が四方八方に手を伸ばして米俵を独り占めしてたから、私たちがお米を買えなかったってこと~~~っ(!?)
【ほかにもこんな妖怪が…】
そのほかにノミネートされたのが次の妖怪です。
「インプレゾンビ」は「X」(旧ツイッター)上に現れたインプレッション(閲覧数)稼ぎの妖怪。広告収入を得るために迷惑投稿をおこなう行為が横行し、そうした投稿はいつしか「インプレゾンビ」と呼ばれることとなりました。
「ブリンバンバン小僧」はヒップホップ・ユニット Creepy Nutsの楽曲『Bling-Bang-Bang-Born(ブリン・バン・バン・ボーン)』の振付を躍らせる妖怪。
TikTokやYouTubeなどで大人もダンス動画を投稿していましたが、子どもたちの間でも運動会やお遊戯会などのダンスとして大人気!
この曲が流れると子どもたちが一斉に手とお尻をフリフリしまくっていましたが、その陰にはこんな妖怪が暗躍していたとは……!! かわいいのでもっとやってほしいぐらいです。
【これも全部、妖怪のしわざ!?】
昔から日本人は人知のおよばない物事や現象があると「妖怪のしわざ」と考え、数々の妖怪を生み出してきました。
「今年の妖怪2024」を募集した「妖怪美術館」は、
「妖怪『米隠し』によって、令和の米騒動に対するモヤモヤとした気持ちが少しでも晴れることを願っています」
と発表。
なお、柳生忠平氏が描いた「今年の妖怪」色紙は2025年2月2日に小豆島で開催される「妖怪万博2025」会場に展示されるそう! 生で見たい方、妖怪大好きさんはぜひ足を運んでみて! イベント詳細は参照元からご覧くださいね。
参照元:プレスリリース、妖怪美術館note、妖怪万博公式HP
執筆:鷺ノ宮やよい
▼2月2日開催の「妖怪万博2025」
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