災害が起こるのはいつだって「想定外」。東日本大震災も、昨年2024年に起きた能登半島地震も予測できないことでした。
被災した場合、どうしても非常食やレトルト食品が頼れるのですが、こういうときこそ炊き立てのごはんが恋しくなるものです。
そんなときにチェックしておきたいのが「米屋が作った湯煎米」。編集部に実物が届いたので実際に調理してみました。
【被災地の声をかたちに】
管理栄養士×創業30年の米屋が作った新しいかたちの非常食「米屋が作った湯煎米」。能登半島地震の災害支援チームのひとりとして参加した管理栄養士・向井洋子さんは、現地の状況を目の当たりにし、
被災1日目:不安でおなかが空かないけど「食べなければいけない」という思いはある
2日目以降:空腹を感じられるようになる→支援物資のパンなどを食べるように
5日目以降:普通の食事が食べたくなる
といった傾向があることに気がついたそう。
人間は被災したとき、体の栄養だけでなく「心の栄養」を求めるのかもしれない……。そう考えた結果、お米の精米・販売をおこなっている「ミツワライス」と一緒に湯煎調理できる炊き立てごはんを開発したといいます。
【実際につくってみました】
それでは「米屋が作った湯煎米」を調理してみることにしましょう。手順にそって作ってみたいと思います!
①点線部分をハサミで切って開封して、外袋からお米の入った袋を取り出す
②外袋についたメモリを参考にして水210mlを計る
③お米を入れた耐熱の袋に②を加える
④空気を抜きながら絞り上げ、袋の口を10から15回ほどひねり上のほうで結ぶ
⑤吸水させる(※30分~1時間が目安)
⑥鍋の底に耐熱皿を置き、水を入れて沸騰させたら、火を止めて⑤を入れ再び火をつける
⑦そのまま30分湯煎する
⑦鍋の火を止めてそのまま10分蒸らしたらできあがり
ご覧いただければわかるとおり、お米を湯煎して蒸らすだけ。炊飯器がなくても、お湯さえ沸かせれば炊き立てのご飯ができますし、外袋にメモリがついているので水を計るのもラクチンでした。
しかもですね、袋の口をカットしてそのままお茶碗に乗せれば、お茶碗を汚さなくて済むんですよ。水が足りない災害時にこういう配慮はありがたいですよねぇ。
炊き上がったごはんもつやつやで、ふっくらとして柔らかく、とってもおいしい! それもそのはず、原材料をよく見たら「あきたこまち」と書いてあり、災害時にこの味を食べられたなら心強いだろうなぁと感じました。
お米の旨味と甘みを感じられつつも、全体的にあっさりと食べやすく、食感はもちもち。ちなみに、水を多めに入れたら「おかゆ」もつくれるそうですよ~!!
【お茶碗2杯分のごはんができます】
「米屋が作った湯煎米」の主な特長はこちらです。
・1パックで茶碗2杯分のごはんがつくれる
・真空パックだからおいしさそのまま
・賞味期限はなし(※精米時期から1~2年はおいしく食べられる)
・常温保存も可能だが冷蔵保存がおすすめ/ 常温の場合は直射日光・高温多湿を避ける
・210mlのきれいな水があれば調理できる
・湯煎に使用するのは雨水でもOK
・コンパクトサイズなので備蓄にも便利 / ローリングストックにも◎
・保存料・添加物不使用
災害時の強い味方になってくれそうなハイスペックぶり。しかも「ちゃんとおいしい」ってすごい。知れば知るほど、おうちにストックしておきたくなっちゃいました。
「米屋が作った湯煎米」は、クラウドファンディングサイトMakuakeで6個セット税込み4541円から販売中。2025年4月15日22時までに支払いを完了すれば購入が成立します。
いざというときの備えとしてぜひチェックしてみて。
参考リンク:Makuake
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch
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