いつなんどきやってくるかわからない「災害」。もしもの事態に備えて、非常食はおうち常備しておきたいものです。

でも……どうせなら自分の好きなものを! おいしいものを常備しておきたい!

そんな悩みを抱えていたら、アウトドア好きのPouch編集部のひとりが私の耳元でささやいたのです。

尾西食品の『アルファ米ごはん』シリーズがおすすめですよ」と。

【「アルファ米」ってなあに?】

尾西食品で展開している「アルファ米ごはん」シリーズ。

アルファ米とは、炊きたてごはんのおいしさをそのままに、急速乾燥したもの。水やお湯を加えるだけで、まるで炊きたてのような米の食感と旨さが戻ってくるといいます。しかも、約5年間の保存が可能です。

そんな……お湯はわかるけど水でもいいだなんて……完全に魔法じゃん!!!!!

しかも、賞味期限は3〜4年と非常食・保存食にもピッタリです。アウトドア好きのPouch編集部員いわく「予想以上にお米だし、予想以上に美味しい」とのこと。

そんなにいうなら、試してみようじゃありませんか!

【種類豊富で悩ましい】

「アルファ米ごはん」シリーズには、

・味にこだわった12種類のごはん
・3種類のおかゆ
・2種類のエスニック

がラインナップされているといいます。

定番「白飯」はもちろん、具材たっぷりの味付きごはんやピラフもあって、とにかく種類が豊富! 迷いに迷った挙句、5種類を購入してみました。

・白飯(お茶碗に軽く2杯分=260g / 280円)
・五目ごはん(お茶碗に軽く2杯分=260g / 340円)
・山菜おこわ(お茶碗たっぷり1杯分=210g / 380円)
・ナシゴレン(192g / 340円)
・ビリヤニ(192g / 340円)

それではさっそく作っていきますよ〜!

【「水」で白飯を作ってみた】

まずは「白飯」からトライすることに。ここはあえてお湯ではなく「水」で作ってみます。

袋内の「脱酸素剤」と「スプーン」を取り出して、袋内側の注水線(160ml)まで水を注ぎ、よくかき混ぜたら、袋のチャックを閉めて待つこと60分ーーー。

なんと水でごはんができあがりました!

水で作ったので、ひんやりしているけれど、本当に「予想以上にお米」で「予想以上に美味しい」! 感動!!!

味も食感もまごうことなき白米だ……。なんだか米の旨みも感じるような気もするし、なにより想像していた以上にふっくらしています。

【そのほか4種類はお湯で作ってみた】

アルファ米の実力に感動しながらも、味付きご飯はどうなのよっ!

ということで、「五目ごはん」「山菜おこわ」「ナシゴレン」「ビリヤニ」をお湯で作ってみます。

こちらも同じく袋内の「脱酸素剤」と「スプーン」を取り出して、付属の調味料(※五目ごはんはなし)を入れます。

あとは熱湯を袋内側の注水線(110〜160ml)まで注ぎ、よくかき混ぜたら、袋のチャックを閉めて待つこと今度は15分ーーー。

完成したごはんは、いずれもほっかほかで、完全に「出来立て」のクオリティー!

■五目ごはん
具材にしっかりと味が付いている&具材が豊富! 素朴だけど後引く旨さで、おにぎりにしてお弁当に持っていきたくなるくらいです。

■山菜おこわ
ちゃんと「おこわのもっちり」を感じる〜! だしの旨みが効いていてしみじみおいしい。おこわまで作れちゃうとは画期的すぎる。

■ナシゴレン
インドネシアやマレーシアの伝統的な辛味の効いたチャーハン。辛さレベル最大5のうち「4」で表示されているだけあって、汗をかいちゃうくらい結構辛め。でも、旨味たっぷり&エビだってプリプリです。

■ビリヤニ
インドや中東など幅広い地域で食べられているスパイスを効かせた炊き込みごはん。辛さレベル「0.5」のピリ辛スパイス風味がクセになる! 野菜の歯ごたえもしっかりある本格派の味わい。

【お気に入りはコレ!】

5種類すべてを実食した上で感じた正直な感想は、

・ぜんぶ美味しい! 非常食はもちろん「毎日のごはん」にしたいくらい
・水で作れるのがマジですごい
・すべてスプーン付きだからそのまま食べられるし洗いものもゼロ

味は文句なし、水でも作れて洗いものもしなくていい……。まさしくアウトドアにピッタリですし、非常食にも重宝すると思います。これは間違いなく備蓄決定です!

ちなみに、私的イチ押しは「白飯」&「ビリヤニ」です。ほかも美味しいけれど、白米のクオリティーとビリヤニの味付けに胸を射抜かれちゃいました。

尾西食品「アルファ米ごはん」シリーズは、ICI石井スポーツ、アルペン、好日山荘、ハンズやロフトなどで販売中。オンラインではセットでの販売もあります。これを機に、非常食について考えるきっかけになったら幸いです!

※価格はすべて税抜きです。

参考リンク:尾西食品株式会社Amazon
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch