生理ってつらい……。おそらくこの気持ちに共感できる人はたくさんいると思うのですが、つらさの感じ方って人によって大きく異なりますよね。

おなかが痛くなる人や頭が痛くなったり、ダルくなったりする人、情緒不安定になる人。みんなちがって、みんな大変。

だからこそ、お互い理解することが大切だと思うんです。みんなそれぞれ、どのようにして「生理のつらさ」と向き合っているのか、当事者のみんなから話を聞いてみましょう。

【いちばんつらいと感じる症状は? イライラしたときどうしてる?】

多くの人が長年抱えてきた「生理の悩み」。株式会社NEXERとAngeliteが40代以下の女性142名を対象におこなった調査によると、いちばんつらいと感じる症状は「腹痛(下腹部の痛み)」(32.4%)でした。

■生理でいちばんつらい症状は?

1位 腹痛(下腹部の痛み)
2位 情緒不安定・イライラ
3位 頭痛・片頭痛
4位 だるさ・倦怠感
5位 腰痛

突出して多かったのは1位「腹痛(下腹部の痛み)」でしたが、私の場合、腹痛よりも頭痛がひどい。それに、気分が落ち込んだりイライラしたりすることもあります。

今回の調査では、31%が「生理中に気分の落ち込みやイライラを感じる」と回答していました。また、そうした症状を落ち着けるためにどのような行動をするのか聞いてみたところ、こんな声が集まっていたの!

■生理中に気分の落ち込みやイライラを感じるとき、どうやって気持ちを落ち着ける?

1位 ゆっくり休む・睡眠をとる
2位 温かい飲み物を飲む
3位 好きな音楽や映画で気分転換する
4位 薬やサプリメントを使う
5位 アロマ・入浴などでリラックスする

なお、「ゆっくり休む・睡眠をとる」と回答した人は7割以上におよんでいます。やっぱり体調やメンタルが優れないときは、休むのがいちばんだよネ……(涙)。

【56%が「理解されにくい」と感じている】

ゆっくり休むためには「周囲の理解」が必要不可欠。だけど今回の調査においては、半数以上が「職場や学校などで生理について理解されにくい」と回答していたんです。

なぜ理解されにくいと感じるのか、その理由を尋ねてみると……?

・腹痛や頭痛は人によって痛み方が違い、共感されにくい(30代・女性)
・腹痛と腰痛がひどく座っていたら、生理は病気じゃないからと言われた(30代・女性)
・そんなことで休むなと言われた(40代・女性)
・人に伝えにくいので不調を抱えて仕事をしなくてはいけない(30代・女性)
・辛くても仕事に戻ると「ほら大丈夫だった」と当たり前のように職場の人から対応されてしまう(30代・女性)

ハァァ……悲しいかな、これこそが私たちが直面している現実。また10代女性からは「体育の授業を休むときに男子にズルしてると思われている」といった意見も寄せられていました。

【みんなどうやってつらさを軽減してる?】

こういった結果をみると、男女問わず、生理への理解を深めることがいかに大切なのかよくわかります。まずは身近な人に、自分のつらさを伝えることから始めてみてもいいのかも。

ちなみに今回の調査では、生理痛の軽減や体調管理のために「運動と食事管理を徹底」「ピルや薬を飲む」「できるだけ体を冷やさず温める」といったことをしている、という意見も寄せられています。

良さそうなことは、ひとまずいろいろマネしてみて、自分に合う対処法を探したいものです。さて、あなたはこの結果をどう思うでしょうか。

参照元:Angelite(アンジェライト)プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch