【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。
今回ピックアップするのは、第92回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞という主要5部門にノミネートされたフランス映画『落下の解剖学』(2024年2月23日公開)です。ミステリー映画というより、人間ドラマというか夫婦の物語とも言える作品です。見応え大ありでした!
では、物語から。
【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。
今回ピックアップするのは、第92回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞という主要5部門にノミネートされたフランス映画『落下の解剖学』(2024年2月23日公開)です。ミステリー映画というより、人間ドラマというか夫婦の物語とも言える作品です。見応え大ありでした!
では、物語から。
[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品の主演男優を直撃インタビューします。
今回インタビューしてきたのは、フランスの社会派映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』(2016年8月27日公開)の主演俳優、ヴァンサン・ランドン氏です。ランドンさんは、本作の名演でカンヌ映画祭とセザール賞の主演男優賞を受賞しました。
リストラされて再就職に苦しむ男のドラマ『ティエリー・トグルドーの憂鬱』は、なんとフランスでは100万人動員という大ヒットを記録。しかし、この映画はフランスだけの出来事ではない。日本人が見ても「シャレにならないよ」と思わずつぶやいてしまうリアル・ストーリーです。
そこで、フランスでの失業問題や、名優ランドンさんの役作りについて語っていただきました。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、フランス・パリの中でも、貧困層が暮らす郊外の高校での実話をベースにした感動作『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』(2016年8月6日公開)。世界中で絶賛され、2015年世界の各映画賞を受賞し、2016年フランス映画祭でも話題になった力作です。
本作に生徒役で出演しているアハメッド・ドゥラメが、自身の体験を映画化してもらおうとしたことから実現した作品で、ドゥラメはセザール賞有望男優賞にもノミネートされました。ではさっそくご紹介していきましょう。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、以前ポーチでも記事になった、音痴のソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスの実話をベースにしたフランス映画『偉大なるマルグリット』(2016年2月27日公開)です。
フローレンスは常に自信に満ちあふれ、前向きな女性でした。そのスピリットはフランス映画版のヒロインにも受け継がれているものの、さすがフランス映画、本作は夫婦の愛の物語。彼女が歌い続けるのは孤独を癒し、夫の愛を得るためなのです。
1989年のオープン以来、渋谷で幅広い年齢層の人々から愛され続けてきた「Bunkamura ル・シネマ」も、今年で25周年。
これまで数多くのフランス映画を紹介してきた同劇場がこの節目の年を記念し、7月25日から31日までの1週間、「映画と出会う、パリ」なるイベントを開催するとのこと。
しかも料金は1200円均一、25歳以下にいたってはなんと、1000円均一に設定されているんですよぉ! ふええん、若い子が羨ましいよおおお!
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのはカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞したフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』です。
ベースとなっているのはフランスのジュリー・マロのコミック「ブルーは熱い色」。漫画原作で女性ふたりが主人公なので、オシャレでかわいい作品かと思いきや、カップルの愛を深くえぐった衝撃的なラブストーリーだったのです。
【映画ライター斎藤香が、皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中から、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ピックアップするのは、3月9日公開の『愛、アムール』です。2012年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞、第85回アカデミー賞外国語映画賞など多数の映画賞に輝いたミヒャエル・ハネケ監督作。
パリの高級アパルトマンを舞台に、病に倒れた妻を夫が介護する。ただそれだけの映画なのに、そこに夫婦愛と絆を感じさせながら老老介護の終末を描いて、胸をわしづかみにされました。これはもしかしたら、数年後の親の姿であり、自分たちの姿。今、どんなに若くても、いずれこういう時が来る。そんな現実を『愛、アムール』の夫婦は教えてくれるのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品を
ひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、フランスで2011年最大のヒット作となり、東京国際映画祭でもグランプリを受賞したヒューマンコメディ『最強のふたり』です。評判の良さは聞いていましたが、正直「これほどとは!」。記者は笑いのツボと涙腺を刺激されまくりでした。本作はユーモアが人の心を繋ぐことに加え、身体障害者と付き合うことの真実が描かれた映画でもあるのです。
ごく一般的にフランス映画と呼ばれているものの根底には、「官能」と共に、「空しさ」や「孤独」など、人生のままならなさが流れているように感じられます。
今回ご紹介するのも、圧倒的な虚無感と気だるさに満ちた、フランス映画風のネコ動画です。映像は、動画サイトyoutubeで観ることができます。主役のネコHenriが語る日々の生活、そして思い……それはまるでフランス版『吾輩は猫である』のよう。