「現代アート」の記事まとめ
海外サイト「Fancy」で見つけたのは、 “絶対にボールを投げてはいけないバスケットゴール” 。
そんなのもはやバスケットゴールじゃないじゃん!というツッコミが聞こえてきそうですが、ひと目見ればすぐさま、ボールを投げたくない気分になるはずです。
マスキングテープといえば、デザインや色使いなど可愛らしいテイストが多いもの。皆さん自身もそうしたマステを探している方が多いはず。
ところがこのたび登場したのは、「結婚したい。」「別れそう。」などといった心の叫びをそのまま形にしたかのようなユニークなマスキングテープ! 現代美術アーティストのイチハラヒロコさんと通販サイト「フェリシモ」とのコラボ商品として誕生しました。
日本を代表する現代アーティスト、村上隆さんによる久々の大規模個展「村上隆の五百羅漢図展」が現在、森美術館で開催されています。日本ではじつに14年ぶりとなるこのビッグイベント、ぜひ見ておきたいものです。
この個展でメインとなるのは、全長100メートルにも及ぶ超大作「五百羅漢図」。圧巻です。
さて、現代アートって難解なイメージがあるけれど、「五百羅漢(ごひゃくらかん)」に注目してみると、今回の個展がぐっと親しみやすくなるんです!
「五百羅漢」とは、お釈迦さまの弟子たちのこと。江戸時代には各地に彫像などがつくられました。写真のない当時、それぞれ顔の違った「らかんさん」に、お参りの人たちは亡くなった父母や恋人の面影を探し、久しぶりに再会したような感動をおぼえたのだそう。
大切な人の面影をそんな風に人々にしのんでいた頃があったなんて、感慨深いですよね……。
そんな「五百羅漢」をテーマにした村上さんの個展にちなんで、「らかんさん」に会える「天恩山 五百羅漢寺」との合同プレスツアーが開かれると聞き、さっそく参加してきました!
これまで人類の歴史において、数多くの芸術作品がこの世に生み出されてきました。しかし、かつてパンツが、それも“ババアのパンツ”と称したものが、作品のモチーフにされたことがあったでしょうか?
今回ご紹介するのは現代アーティスト サムライ・マサ氏による作品『BBAのパンTea』。パンツが紅茶に沈んでいるんですが、なんなのこれ……。
バナナの皮を針状の尖ったもので傷つけることで、その部分が黒くなる性質を利用した「バナナアート」。バナナの皮の上を、まるでタトゥーをするようになぞっていくだけで、意外とカンタンにいろんな絵が描けるんです。先日TV番組でも取り上げられたようで、ネット検索で「バナナアート」を調べると力作がゴロゴロ。みんな気軽にバナナアートを楽しんでいるみたい。
そして今回ご紹介するのは、バナナアート界ではトップクラスの話題と人気を誇る、オランダ・ロッテルダムのアーティストStephan Bruscheさん。
その作品は、表面に絵を描くだけに留まらず、バナナが元々持っている自然な形を生かしているところが素晴らしく、どれを見ても「お見事!」としか言いようがない完成度。バナナ一本で、こんなに細かい造形物ができるなんて!
日本のアーティスト集団「Chim↑Pom(チン↑ポム)」が、アジアの若手現代アーティストを表彰するアート賞「Prudential Eye Awards for Contemporary Asian Art」大賞を受賞したことを、みなさんはご存じでしたでしょうか。
2014年、イギリスの金融会社プルーデンシャルによって設立された同アワードは、今回で2回目の開催。
アジア20地域の候補者から、「絵画」「デジタル・ビデオ」「写真」「彫刻」など13カテゴリーで受賞者を選出。最終候補者となった18作家の中から大賞にあたる「Emerging Artist of the Year」、さらにはデジタル・ビデオ部門の最優秀賞に選出された「Chim↑Pom」。その快挙を、アーティストの会田誠さんは自身のツイッターで、次のように祝福しておられました。
諏訪綾子《Scent of woman》 2014 Photo: Hiroshi Iwasaki
+ ウシ頭骨 東京大学総合研究博物館
怒ったり、泣いたり、笑ったり……一日の中でもクルクルと感情が目まぐるしく変わるのが女子というもの。だけどもし、いろいろな感情そのものに“味”があるとしたらどんなかしら?
そんな空想が広がりそうな、ワクワクするプログラムが現在、石川県の金沢21世紀美術館で開催されていると聞いた筆者。好奇心を抑えきれず、体験してきちゃいました!
《大山椒魚》
(2003年/パネル、アクリル絵具/314×420cm/撮影:木奥恵三/高橋コレクション蔵)
(c) AIDA Makoto / Courtesy Mizuma Art Gallery
1匹の巨大な山椒魚に少女が2人寝そべる、という一見すると男性主権的な性イメージの描出に思える……ものの、少女の不敵な笑みを中心に、むしろ男性(=山椒魚)が少女(女性)に翻弄されるという一面を表現している、会田誠さんらしい作品のひとつだと思います。
ということで!「女性」を「芸術的」にも「男性性的」にも愛し続けている現代アーティストの会田誠さんにインタビューするシリーズの第2回目!
今回は、美術館デートのゼヒなどをおうかがいしましたよ! 前回と同じく、ひどく濃い内容となっております……!
一生懸命に周りに合わせようとがんばっている人は、アートをもっと普段着で楽しんだらいいのに。だって、アートってはみだしちゃった人の味方だから。ただ、「とっかかりがないんですよね、アート」と思う人も多いかも。でも一人好きな作家さんがいたら、入り込みやすいでしょ。
というわけで今回は、現代のぶっとびアーティストの4人をご紹介。名前を覚えておけば、彼らの作品が近くで展示されるとき見に行きやすくなりますよ。では、さっそく紹介しましょう!
めまぐるしく変化し続ける現代社会の中で、「アート」には様々な役割があります。美しさや斬新さで人々を癒したり刺激したりするほかに、「社会への問題提起」も大切な要素ではないでしょうか。
今回ご紹介する「ディープ・ストレージ・プロジェクト(Deep Storage Project)」というアート・プロジェクトもそんな作品のひとつ。その内容は、「人間のDNAを巨大な金属彫刻につめ込んで、深海に貯蔵しておこう!」という壮大なもの。