自由が丘にオープンしたばかりのサロン・ド・テ『TWG TEA自由が丘店』へ、『ポーチ』編集部のお菓子好きな覆面調査員が足を運んでみました。変わったネーミングの紅茶「セクシーティー」を試してきました(詳しくはPart1をご覧ください)。Part2では、「ハーレクイン・ティー」と「レッド・チョコレート・ティー」を試します。

セクシーティーはネーミングと味のミスマッチにちょっぴり期待外れでしたが、タルトは洗練されたおいしさで大満足。サロンでは試せなかった「ハーレクインティ(650円/50g)」と「レッド・チョコレート・ティー(700円/50g)」を購入してきました。ハーレクイン、レッド・チョコレート・ティーともに沸騰直後の湯を注ぎ、3分間抽出して、試飲スタート。

ハーレクイン・ティー
(おそらく)アッサムティーをベースに、黄色のサンフラワーをトッピングした可愛らしい紅茶。ピーチのような香りがしますが、アプリコットオイルで香り付けをしているとのこと。ハーレクイン小説のヒロインの切ない恋心を表現したかのような、ロマンティックな香りです。紅茶の水色は、琥珀色。爽やかでほんのり甘い後味は、ハーレクイン小説のお供にぴったりです。※頑張って覆面調査を敢行しましたが、あまり細かいところまでは公表しないようです。企業秘密なのでしょうね。なので「おそらく」アッサムティー。

レッド・チョコレート・ティー
袋を開けるとちょっとトロピカルな甘~い香りがします。ルイボスティーをベースに、ココナッツやチョコチップなどが入っています。香料で香り付けするのではなく、本物のチョコが入っていることに感動。紅茶の水色は、茶色がかった色。ルイボスティの色ですね。ハーレクイン・ティーと比較すると、濃いです。味は普通にルイボスティの味。後味はすっきりしています。3分間抽出しただけではチョコの味がしなかったので、10分間抽出してみたのですが、残念ながら10分後も味は同じでした。ティーポットのふたを開けてみると、チョコチップがほとんど溶けていません。チョコの味がしなかったわけです。鍋で紅茶とチョコを混ぜながら、レッド・チョコレート・ティーを淹れてみることにしました。

絶品! レッド・チョコレート・ミルクティー
手鍋でレッド・チョコレート・ティーと水少量、牛乳を煮てミルクティーを作ってみました。時折混ぜながら、チョコレートを完全に溶かしました。甘くてミルキーな味わいで、これは絶品!でも、チョコレートの味はしませんでした。茶葉に対してのチョコレートの割合が少ないのかもしれません。チョコレート味のミルクティーが飲んでみたい方は、ビターチョコを刻んで混ぜるとよいかも。

紅茶は¥560~/50g販売しているので、比較的リーズナブルなお値段だといえるでしょう。一番高いお茶は、中国四川省の黄茶(6450円/50g)。懐に余裕があるときに、試してみたいものです。紅茶好きな方にも、スイーツにちょっとうるさい方にも、きっとご満足いただけるお店だと思います。ただ一点、シンガポールという国が誕生したのは1965年で、『TWG TEA』の創業が1837年というのには、少々胡散臭さが感じられますが……。

店名 『TWG TEA 自由が丘店』(ティー・ダブリュー・ジー・ティー・自由が丘)
住所 東京都目黒区自由が丘1-9-8
営業時間11:00~21:00
定休日 なし

Photo by POUCH