このコーナーではポーチ編集部員が会社や工場などへ潜入、企業の様子をレポートするというもの。「へぇ~、職場ってこうなってるんだ!」という新鮮な驚きをお届けします。

今回訪問したのは、(2011年4月現在)日本一の高さを誇る超高層ビル「横浜ランドマークタワー」内にラジオステーションを構える「FMヨコハマ」。新旧交じり合う港町・横浜、ドライブやサーフィンなどで賑わいを見せる湘南、四季折々の美しさが感じられる古都鎌倉など、魅力溢れる神奈川県の地域に根ざした随一のラジオステーションです。さぁ、スタジオを覗いてみましょう!

波を思わせるエントランスを潜り抜けると、出迎えてくれるのが「Fm yokohama84.7」と書かれたサーフボード。ここFMヨコハマのスタジオは船舶のキャビンをテーマにしているため、随所に客船内を思わせる楽しい仕掛けが見られるのが特徴です。

例えばCDのストックルーム。6万曲というタイトルが保存してある収納室を覗いてみると、たくさんのハンドルが目に留まります。ハンドルを回すと棚が動き、必要なCDを探し出すことができるような仕組みになっているのです。また、大・小合わせて5つあるスタジオのドアは丸窓でコックピット(操舵席)を模しており、時計は浮き輪で縁取られています。まるで客船内に迷い込んだかのような雰囲気。

窓が大きく開放感のあるスタジオからはみなとみらいが一望でき、夜景の煌きは最高なのだとか。記者がお邪魔した平日の昼下がりには、みなとみらい21地区内のさくら通りが淡いピンク色に彩られ、普段は俯瞰することのない桜の美しさを満喫できました。ここは仕事がはかどりそうな環境です!!

さて、FMヨコハマを聴いたことのある方であればご存知かと思いますが、同局は神奈川県の地域に密着した情報の発信に加え、ジャズや洋楽の割合が比較的多いラジオステーションです。横浜はジャズ縁の地でもあるということで、FMヨコハマでは開局当時の1985年からジャズ番組にも力を入れてきたそうです。また、現在は閉鎖していますが日本のFM局では初めてニューヨークに支局を設けるなど洋楽編成に力を入れてきました。

首都圏の幅広いエリアほかIPサイマルラジオ「radiko.jp」でも可聴できるので、さまざまな表情をもつ神奈川の魅力を音楽や軽快なトークと共に感じてみては?

(取材・写真=sweetsholic)

取材協力:FMヨコハマ(http://bit.ly/h5EVjf

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