数年前の、NHK受信料未払い問題が脳裏にちらついた。

今後、NHKが将来的にインターネットでの同時配信を行った場合、パソコンなどによる視聴者も受信料を徴収されるかもしれないそうだ。

毎日新聞(7月13日)の報道によると、NHK会長の諮問機関「受信料制度等専門調査会」は12日、松本正之会長に報告書を提出した。報告書には「テレビ番組のインターネットへの同時配信が将来的に必要で、その場合、パソコンなどの通信端末のみの視聴者からも受信料を徴収することが望ましい」とし、「世帯単位の徴収方法を変更し、個人単位での徴収を検討する」などの内容が含まれているという。

ということは、いつの日かパソコンなどの通信端末をネットに繋いでいるだけでNHKの料金を徴収される日がやってくるかもしれないということだろうか? しかも、対象者は世帯ではなく個人単位。ほぼ全ての国民が支払うことになるかもしれない。

これに対し、2ちゃんねるでは受け入れ難いとする意見が飛び交っている。その一部をご紹介しよう。

「二十歳までは無料にして二十歳を過ぎたなら、全ての国民に一律年間二万円以内で義務化すればいい 」

「それなら世界中から取らないと不公平だよね」

「そのうち「生きてるならNHK見られるっしょ」って呼吸してるだけで受信料取られそうだな 」

「1チャンネルだけにして受信料月300円ぐらいにしろ 」

「有料サイトにしろ」

「もうパソコンはすててサーバーを買うか」

「視聴料は見る権利で支払うのに何でアーカイブは有料なの? これは2重課金でしょ?」

「これってどういうこと? PC持ってたらアウト? ネット繋がってたらアウト?」

「個人にして1人500円くらいにしたら払うやつ殖えるんじゃね?」

「ネットなら有料会員登録式にすればいい」

(以上 原文ママ)

などなど、具体的な内容がわからないだけに、不安視する意見がほとんどだ。ちなみに、現在地上契約の受信料は2カ月2,690円(口座振替の場合)。収入が少ない学生にとっては痛い出費である。ほぼ全ての国民から徴収できそうであれば、金額を大幅に減額して欲しいものだ。いや、実際にそうなることが前提かもしれない。今回の報告案、今はただ前向きに捉えたいものである。

(文=ricaco)