【第38回 メイクラブ後は1人で眠りたい乙女心とは】

本気の恋だろうと、遊びの恋だろうと、コドモじゃあるまいし、妙齢の男女が「恋」をすると、早かれ遅かれ肉体関係に発展するものです。

肉体関係に至るまでのプロセスだとか、肉体関係そのものに関しては、アラサー女子たる者、これまでの人生で充分に実戦を積んできた人ばかりでしょうから、ここでは敢えて語らないことにします。問題は、肉体関係の後です。「気まずくなった」「一度カラダを重ねてしまった以降は、デート無しでホテルに直行ということがお決まりになってしまった」などのもっと手前、行為直後のお悩みについて考えてみましょう。

昼間のメイクラブ以外の場合、たいていは「2人で朝を迎える」というパターンがほとんどでしょう。ホテルにせよ、どちらかの部屋にせよ、行為後はカレと床に就くことになるわけですが、実は「行為後は1人で眠りたい」と思っている女性も存在するようです。

行為後に、「賢者タイム」といって、性に対する興奮度が急速に沈静化し、相手に対してそっけなくなるのは男性というイメージが強いですが、女性のほうにも「1人で眠りたい事情」があるのです。

といっても、「性的欲求が満たされたから、後のことはどうでも良くなった」とか、そういったことではありません。女性の場合は、「1人で眠りたい事情」に、なんともいじらしい乙女心が隠されているのです。

まずは、「いびきが恥ずかしい」という理由。自分ではわからなくても、家族・友人・元カレなどに指摘を受け、悩んでいるという女性は少なくありません。いびきくらい、大なり小なり誰でも多少はかくものですから、恥ずかしがる必要はないとわかっていても、やはり愛する男性には聞かせたくない一面なのでしょう。いびきは、肥満が原因になっていることもあるようですから、これを機にダイエットに挑戦するのも良いかもしれませんね。

次に「歯ぎしり」。男性陣からも、「いびきはまだ我慢できるが、歯ぎしりは一緒に寝ていてキツい」という声が挙がっています。原因は個人差があるようですが、ストレスが要因になっていることもあるようなので、ストレスが溜まらないように心がけたいものです。

最後に「寝っ屁」。男性陣の意見は、「歯ぎしり」とは逆に、「無防備で微笑ましい」という人が多いようですが、女性としてはやはり避けたいものです。生理現象とはいえ、デート前はイモ類の摂取は避けるなど、出来る限りの努力は怠らないようにしたいものですね。

愛する男性と共に朝を迎えられるというのは、オンナとしての悦びのひとつ! いびき・歯ぎしり・寝っ屁ごときに、邪魔されたくないですよね。睡眠時も魅力的な女性でいられるよう、頑張りましょう。

(恋愛コラムニスト=菊池 美佳子)