人類はこれまで、破壊と再生を繰り返して歴史を作ってきたと言っても過言ではないでしょう。戦争や紛争、独裁政治に環境破壊。振り返ればどれをとっても、わたしたちの祖先は決して賢い選択をしてきたとはいえません。

今回ご紹介するのは、動画サイト『youtube』に投稿された、1911年から2011年までの100年を振り返る10分間の映像です。過去100年の間に起きた歴史的な出来事や、その間名を残した多くの人々を知ることのできるこの映像は、人類が歩んできた道が「いかに愚かで血なまぐさいものだったか」ということを、否が応にも強く思い知らされる仕上がりになっています。

100年の歴史は、その『血なまぐさい歴史』を象徴するかのように、世界規模の殺し合いで幕を開けました。それは1914年に勃発した、第一次世界大戦です。4年間続いたこの戦争は、計り知れないほどの多くの犠牲者を出しました。

しかしこの悲劇は、まだ序章にすぎなかったのです。1920年代初頭から、世界各地で歴史に残る独裁政治が次々に行われ、悪名高き独裁者たちの手によって再び多くの命が失われました。そして極めつけは1939年に起きた第二次世界大戦ですが、終戦後60年以上が経つ現在でも世界の至る所で紛争が起き、悲しい歴史が相も変わらず繰り返され続けているのが実情です。

映像を観ていると、「人類の歴史は、殺し合いの歴史」であることが、残念ながら事実であるとよくわかります。各地で起きている争いごとが終息し、これから先の100年が決して『殺し合いの歴史』にならないことを強く願ってやみません。

(文=田端あんじ)

参考元:youtube.com( http://goo.gl/J1BPM

▼今までのこと、そしてこれからのことを、深く考えさせられます