ハンバーガーに次ぐと言っても過言ではないほどのファストフード、『フライドチキン』。揚げ物ですし骨付きの鶏肉を使わなければならないため、自宅で作ることはあまり無いと思われます。

ですが、作り方によってはスーパーで普通に売られている鳥もも肉1枚を使い、少量の油でも皮がパリパリして肉汁も逃さない、フライドチキンの専門店であるケンタッキーを超えると言っても良いぐらいの激ウマフライドチキンを作ることができるのです。

材料も良くある物ばかりでとっても簡単にできる、美味しいフライドチキンのレシピを今回はお教えしましょう。

■材料(1枚分)
鳥もも肉 1枚
塩・こしょう 適量
オールスパイス 小さじ1
ガーリックパウダー お好み

・衣A
卵 1個
牛乳 50cc
・衣B
薄力粉 50g
塩・コショウ 大さじ1
オールスパイス 小さじ1

1.衣の材料AとBを2つのボウルで作る。

2.鶏肉の皮側に塩・こしょうを振り、肉側にオールスパイスを刷り込んで塩・こしょうを振る。

ガーリック味がお好みの人は、ガーリックパウダーも肉側に振り掛けましょう。

3.鶏肉を丸め、爪楊枝3~4本程度で刺して固定する。

4.衣Aに3を漬け、衣Bを全体にまんべんなく付ける。

5.180度の油で7~8分ほど揚げる。

※油を節約したい場合は肉が半分ぐらい入る程度入れ、片面5分ずつ揚げましょう。

6.2~3分余熱で火を通す。

7.爪楊枝を抜き、包丁で切って皿に盛り付けて完成。お好みでブラックペッパーを振りかけて頂きましょう。

1枚肉をそのまま揚げてしまうと肉の水分が抜け、皮がパリパリになるまで揚げると焦げてしまいますが、この方法は肉を中心にし、皮で包むことにより皮がパリッとなり、中は非常にジューシーで柔らかな状態で仕上がります。

更に衣にも肉の部分にもスパイスを刷り込むことで、香りについても段違いです。一般的に骨付き肉でないとフライドチキンは美味しく仕上がらないと言われることが多いですが、一工夫することで鳥ももの1枚肉でもリーズナブルに美味しいフライドチキンを作ることができます。骨が無いので後片付けも簡単ですし、小さなお子さんにも良いでしょう。

もっと安く作りたい!という人は鳥むね肉でも良いですが、その場合は事前に衣Aに30分ほど漬け込んでおくとパサパサ感が軽減できますので、ぜひ試してみて下さいね。

(写真、文=江田島平子