筆者は根っからの旅行好きで、毎月数回はどこかに泊まり歩いています。そのほとんどがホテルや旅館だったりで、民宿に泊まることはまずありません。昔はよく家族で利用することもあったのですが…。

しかしながら、最近たまたま民宿に泊まる機会がありまして、改めて民宿の素晴らしさに気付いたんですね。なので、今回はいかに民宿が素晴らしかったかをみなさんにお伝えしたいと思います。さて、筆者が宿泊したのは、埼玉県にある民宿「かおる鉱泉」。なぜこの宿を選んだかといえば、

1、1泊2食付で7800円/1名(ただし宿泊は2名から) → 激安!
2、民宿なのに温泉がある!
3、東京都心から電車とバスで約2時間10分!

…と、この3つがあったから。で、池袋駅からレッドアロー号(特急列車)に乗り、78分かけ終点の西武秩父駅へ。そして、そこからバスで約50分ほどかけて、「かおる鉱泉」のあるバス停に到着。

早速、玄関に入ってチェックインをすると、この「かおる鉱泉」を切盛りする旦那さんとおかみさんが温かく出迎えてくれました。なんだか久しぶりに我が家に帰ったかのような感じで、ホッと安心したのを覚えています。

それから温泉に入ったり、ご飯を食べたり、テレビを見たりしたのですが、何が素晴らしかったかって、もう全部!なのですね。でもそれだとみなさんに伝わらないと思うので今回は4つにわけて、泊まってよかった点をご紹介します。

1、温泉が湧いている井戸が見える

これは庭に井戸があって旦那さん自らが案内してくれたのですが、なかなか温泉が湧いているところって見られませんよね。でもこの「かおる鉱泉」なら見ることができるのです。なんでも先代の方が、飲み水を確保するため、井戸を掘ったらしいのですが、なんとたまたまそこから出てきたのが、温泉だったようです。ちなみに井戸の深さは4メートルほど。

2、夕食、朝食ともにめちゃめちゃ美味しい

本当に食事が美味しかった!天ぷらもサクサクしてるし、こんにゃくの刺身、ゴマ豆腐、煮物、自家製ソバも最高だし、もう気持ち悪くなるほど満腹!おかみさんいわく、できる限り手作りをしているんだとか。朝食も、ヘルシーでほとんどお肉はないし、ホント、毎日食べたくなる料理です。

3、露天風呂はないが、素朴な感じの風呂で最高に落ち着く

旅館とか、ホテルとかに比べればもちろん劣る部分もありますが、すごく気が休まるお風呂(無色透明)です。ちなみに、窓を開ければ川が見れますよ。

4、旦那さんとおかみさんの人柄が良い

旦那さん、おかみさん共に非常に世話好きで秩父に関して色々と話をしてくれました。

ただし、もちろん民宿ならでは?のデメリットもあります。例えば、部屋のドアが襖だったり、大きなバスタオルがなかったり、入浴時間が午後の10時までだったり、布団を引くのが自分たちだったり…。でも、1泊1人7800円で、これだけのサービスを受けられるなら、全然許せる範囲ですよね。

ちなみに、6月中旬から7月にかけては、なんと宿の近くで蛍が見られるんだそう。今度は、家族全員を引き連れてまた泊まりたいと思っています。

みなさんも、民宿、ちょっと抵抗のある方もいるかもしれませんが、ぜひ一度泊まってみてはいかがでしょうか。

■かおる鉱泉 詳細データ
住所:〒369-1505 埼玉県秩父市上吉田3662
チェックイン→15:00 (最終チェックイン:21:00) →チェックアウト 10:00

(写真、文=Yoshio)