3月23日に7巻が発売された、羽海野チカ先生の人気マンガ『3月のライオン』。連載しているのは男性向け雑誌のヤングアニマルにもかかわらず、女性の読者も非常に多い作品ですが、7巻の発売と同時に全国の列車が3月のライオンでジャックするなど、その人気は計り知れないものがあります。

現在東京の都営大江戸線が走る「月島駅」構内にも「3月のライオン電車ロード」が出現し、全国の出演者全員の中吊り写真や、撮影の全行程がわかるメイキングストーリー、また、羽海野チカ先生の自画像として有名な「ウミノクマ」も登場する「ライオン絵日記」などが特大ポスターとして貼られており、駅の中は3月のライオン一色になっているようです。

ですが、駅や電車だけで3月のライオンを満喫し終わってはもったいないことをご存知でしょうか。月島はもんじゃ焼きの町として知られていますが、3月のライオン3巻の扉絵を飾り、作中にも登場するもんじゃ焼き屋『もんじゃ太郎』(作中ではもんじゃ次郎)に行ってみました。

お店の中に入ると、3月のライオンの絵やポスターがいたるところに貼ってあります。今回は漫画にも描かれていた『鮭マヨネーズもんじゃ』を注文することに。

注文するともんじゃ焼き達人のお母さんが手際よく焼いてくれて、あっという間に大ぶりの鮭とマヨネーズ、バターが具材となったもんじゃ焼きが完成。自分で焼くのも楽しいけど、なんだか愛嬌のあるお母さんに焼いてもらうのは月島のムードをより一層高めてくれます。

一口食べてみるととっても美味しい!羽海野チカ先生の絵描く料理はいつも美味しそうなものばかりですが、これも間違いない美味しさ。もんじゃのパリトロな食感に、鮭とマヨネーズのマイルドな風味が加わってとっても良いお味になっています。

もんじゃ焼きを食べたい人も、3月のライオンが好きな人もどちらも楽しめる月島の『もんじゃ太郎』。月島駅の「3月のライオン電車ロード」は今週末までなので、土日は月島駅で3月のライオンともんじゃ焼き両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(写真、文=江田島平子

<訪問店舗>
■もんじゃ太郎
所在地:東京都中央区月島1-24-10
電話番号:03-3531-3946