去る7月27日から29日までの3日間、新潟県・苗場スキー場で開催されたフジロックフェスティバル2012! 実は高校生のときにフジロックデビューして以来、今のところほぼ皆勤賞で参加している記者(アラサー)です。そんなわけで、今年も行っちゃいましたよ~フジロック!!

今年の目玉は、なんといっても元オアシスのノエル・ギャラガーやリアム・ギャラガーなど、イギリス勢の大物たちが大挙して来日してくれたことかもしれません。その中でも特に注目が集まっていたのは、伝説のバンド・ストーンローゼズ奇跡の復活と、大物バンド・レディオヘッドの来日。

この2組の名前はかなり早い段階で公式発表されていたため、まだ春だというのに宿の予約はほぼ満杯、2日目と3日目の1日券と3日通し券が相次いで売り切れるなど(ここ数年はチケットが売り切れることはありませんでした)、今年のフジロックの前評判はかなり高かったんです。だから、一応覚悟はしてました。してたんです。でも、でも……人、多っっっ!!


写真を見る限り、かなりの人出だということはわかってもらえたとは思いますが、おそらくこの写真だけでは完全に伝えきれていないかもしれません……。特に2日目と3日目の人の多さったら、尋常ではありませんでした。

正確な動員数は今のところ発表されていないので定かではありませんが(注:7/31現在)、スタッフの方とお話した感じでは、3日目昼頃の時点で軽く4万人は超えていたようです(グリーンステージ・レッドマーキー・オアシスエリアだけでこの人数! ちなみに各ステージに関しては、別記事で詳しく説明しますね)。

さて、フジロック参加者から話を聞いたことが一度でもある方ならばご存じかとは思いますが、フジロックといえば雨。雨といえばフジロック。「もうここまでくると、主要スタッフの誰かが強力な雨女、もしくは雨男なんじゃないの!?」と愚痴りたくなるくらい、必ず雨が降っていたのです。まあそれもまた、フジロックの醍醐味っちゃ醍醐味なのですが、ね。

ところが今年はどうでしょう! なんと、3日間連続晴天だったのです!! 奇跡!! 

雨が降らない灼熱のフジロックなんて、初回から毎年参加しているスタッフのおじさまたち曰く、1998年に東京で開催された第2回目以来14年ぶりなんじゃないか、ということですっ(個人談なので詳しくは不明)。ちなみにほぼ毎年参加してきた記者としても、一度も雨具を使用しなかったのは、2回目以来おそらく初めてだったのではないかと感じておりますっ。

だから会場内に集ったフジロッカーたちは(フジロック参加者、またはフジロックを愛する人たちをこう呼びます)、自ずと超薄着。というか、ほぼ裸(女子はビキニ、男子は半裸ですね)の人多し。あまりにセクシーすぎるので、写真は公開を自粛させていただきますが、とにかく夏を感じる光景でしたよ。

上の写真は会場内を流れる川で涼を楽しむフジロッカーたち。見ておわかりのとおり、川、かなりの人気でした。ステージ並みに。

ロックのみならず、あらゆるジャンルの音楽を楽しめる、日本のロックフェスの代表格であるフジロック。そんなフジロックは、世界一クリーンなフェスとしても非常に有名です。

国際青年環境NGO『A SEED JAPAN』の協力により、ゴミの分別は徹底され、ポイ捨てなんてもってのほか。トイレも他の海外フェスと比べて圧倒的に綺麗。会場を訪れた多くの外国人フジロッカーが驚愕し感嘆する、世界に誇れるロックフェスなんです。

環境問題に真摯に取り組むフジロック。その会場内には、太陽光発電などの自然エネルギーを使用した小ステージ、ジプシーアバロンがあります。こちらには福島原発事故当時、頻繁にニュースで目にした防護服の展示や放射能測定ができる機械が設置されており、なかなかコアな雰囲気。さらには、ツイッターで有名なもんじゅ君Tシャツまで売っていましたよ。

原発に関すること、そしてこれからの時代を担うエネルギーのことが、楽しみながら学べちゃう場所があるメジャーなロックフェスは、おそらくフジだけでしょう。このステージに出演するアーティストもなかなかコアなメンツが揃っているので(過去にはあのパティ・スミスも出演!)、来場された際にはぜひ一度足を運んでみてくださいね。

と、ここまでフジロックの大まかな説明を書いてきましたが、今年のフジの良さ・楽しさはまだまだ伝えきれておりませんっ! というわけで、アクトレポやフードレポなど、今後も引き続きフジロック関連記事掲載予定でございますので、お楽しみに~!!

(文=田端あんじ)

参考元:フジロックフェスティバル2012公式ホームページ( http://goo.gl/oLaN

▼こちらがジプシーアバロンの一角

▼ステージの電気は太陽光による発電でまかなっています

▼後ろに見える大きめの板のようなものが太陽光パネルです☆

▼エネルギーに関する提案はまだまだあります

▼こちらのブースでは自転車をこいで発電するというレア体験ができちゃうよ!

▼さらにはこ~んなレア体験までできるみたい

▼暑かったので、記者は着るのを断念しました……ふくいちで働く作業員のみなさんや一時帰宅された方々の苦労を思うと、申し訳ない気持ちです

▼そしてこちらがジプシーアバロンのステージ! 出演しているのは以前当サイトでもご紹介したことのあるロックバンド、フライング・ダッチマン!!

▼ちなみに会場では彼らのニューアルバム『ちんぷんかんぷん』が先行発売されておりました☆正式発売は9月中旬とのことですので要check it out!!

▼そしてこちらは、2番目に大きいステージ、ホワイトステージ横にある森の中を通れる抜け道ボードウォーク

▼涼しい木陰をてくてく歩いていたら、ロックなうさちゃん発見!

▼足元に目をやると、フジロック愛を感じる様々なメッセージが

▼中にはこんなメッセージもありました

▼ボードウォークを抜けると癒しのステージ、フィールドオブヘブンに出られます☆

▼フジロックは夜のデコレーションも素敵です

▼ここを好きな人と歩けば恋が芽生えるかも!? ってくらい、ロマンチック

▼中にはこ~んな個性的なデコもあるよ♪(写真では伝わりにくいかもしれませんが、この目ん玉、超ビッグサイズなんです!)

▼ちなみにこちらが、チケットと引き換えにもらえるリストバンドと場内地図&タイムテーブル

▼右上の地図&タイムテーブルは、開くとこんなに大きくなるよ~