トウガラシにも様々な種類がありますが、なかでも強烈な辛さで知られているのがご存知「ハバネロ」。しかーし! ハバネロよりも辛いとギネス認定され、“世界一辛いトウガラシ”として有名なのが「ブート・ジョロキア」なる品種であります。

ハッキリ言って、本当に辛いです。普通のトウガラシなんて甘く感じるほどの辛さでして、まるまる一個パクリと食べた日には、救急車のお世話になる恐れもあります。ウソじゃないです、本当です。

そんなブート・ジョロキアを使って、トウガラシを使うパスタメニュー「ペペロンチーノ」を作ったらどうなるの? もしかしたら美味しいのかもしれない! ということで、さっそく作ってみました!

作り方は「史上最強に激ウマい! カリカリソーセージペペロンチーノの作り方 / わずか10分メチャ簡単パスタレシピ」の鷹の爪を、ブート・ジョロキアに変えただけ。種を抜いて、まるまる1つ使いました。

念のため、材料なども書いておきます。

【材料】(1人分)
パスタ:「ディ・チェコ」の「No.11(太さ約1.6mm)」がオススメ。
ソーセージ:2本。「シャウエッセン」がオススメ。
ブート・ジョロキア:1個。中の種は抜いておいて下さい。また、触った後は必ず手を洗うこと。手がピリピリしてきます。目に入ったりしたら大変!
にんにく:2片くらい。
オリーブオイル:「BOSCO(ボスコ)」ってのがオススメ。
こんぶ茶(顆粒):超重要な隠し味です。「玉露園こんぶ茶」が最強。
塩コショウ:少々。

【作り方】
1:パスタを茹でる。
2:にんにくを、ざっくり大きめにみじん切り。ソーセージは細めの輪切りにする。
3:オリーブオイルを入れたフライパンに、にんにく、ソーセージ、ブート・ジョロキアを入れて超弱火でじっくり炒めます。この時、ブート・ジョロキアの香りが「辛い」ので要注意。オリーブオイルにブート・ジョロキアの辛さを移すイメージで。
4:フライパンの「3」に塩コショウを多めに入れる。味付けするのはここだけなので、しっかりと味をつけてください。ソーセージがカリカリになるまで炒めましょう。

5:茹で上がったパスタをフライパンに投入。多少の茹で汁が入っても問題なし。そして、こんぶ茶をひとつまみほど投入。この時、茹で汁をさらに入れても良いでしょう。
6:ジャッジャとからめるように軽く炒めて、お皿に盛りつけて完成。以上!

――そして、出来上がったブート・ジョロキア・カリカリソーセージペペロンチーノの味はというと……辛い! とりあえず、辛い! 一口食べるだけで、自然と汗がダラダラと出てくる辛さです。口もヒリヒリしてきます。

しかーし! その強烈な辛味が、逆にアリ。なんというか疾走感。食べ終わったころには、軽い運動をした後のような爽やかさを感じます。エアコンの風もキモチイイ! これはこれでアリでしょう。

念を押して書きますが、くれぐれもブート・ジョロキアを、調理なしでまるまる1つパクっと食べる事の無いようにしてください。本当に危険です。ただし、このレシピのように少~しだけ料理に入れるのは大いにアリ! 取り扱いには注意して、ホットなブート・ジョロキア体験をお楽しみ下さい。

(文=ハトポン / 写真=Pouch編集部)