「忙しくていつもは女子度が下がっているけど、友達の結婚式やイベントにはきれいにして出かけたい!」そう思っている、働きウーマンって多いのでは? イベントこそ出会いの場! いつもはメガネ+スッピンで会社に行って、髪の乱れを気にせず頑張って働いていても、たまには醜いアヒルの子が本来の自分を取り戻すように、美しい姿になって出かけたい! そういう気持ちですよね? わかります、わかります。だって記者もそんな女子の一人ですもの。

でも、そんなイベント前に限って残業が立て込んだりして、前日の夜に「しまった……。ネイルサロンに行く時間なんて、明日はないよ……」と気付くことがあるのは記者だけでしょうか? いや、きっと記者と同じように感じている人もいるはず。

爪って、とても小さいくせに、むだに存在感がありませんか? 爪が彩られていないせいで、乾杯時に爪を隠すようにグラスを持ったりして。変に意識してしまい、結局イベントを安心して楽しめなかった……。なーんてことが起こってしまうと、残念すぎます。ということで、イベント用に急いで自分でできるネイルアートをいくつか考えてみましたよ。皆さんの衣装や好みに合わせて4タイプご紹介します!

■かわいい系がお好きな方、パステル系のドレスを着る方におススメのホログラムネイル
難易度:★☆☆☆☆(ぶきっちょさんにもおススメ)

<必要なもの>
・ベースコート
・ホログラム
・ラメ入りのマニキュア
・透明マニュキュア(ジェルネイルのようにぷっくりするタイプ)

<やり方>
1.ベースコートを塗って乾かし、もう一度爪の先の方にベースコートを塗る。
2.爪の先のベースコートが乾く前にホログラムをたっぷりつける。つけにくい場合は、指を容器の中に入れちゃえ!

3.ホログラムをもう片方の手の指で爪に押し付け平らにする。(多少べたついても大丈夫です。)
4.ホログラムの上からラメ入りのマニキュアを塗る。
5.ラメ入りのマニキュアが乾いたら、透明マニキュアをたっぷり塗る。

おしまい。4までの部分では、多少ぐちゃぐちゃになってしまっても、指紋がついてしまっても大丈夫です。ホログラムが爪と並行に張り付くことと、爪からはみ出さないことだけは注意してください。

■セクシー系やスパイシーな雰囲気がお好きな方、濃い色のドレスを着る方におススメの上品アニマルネイル
難易度:★★☆☆☆(アニマルの分量によります。アニマルが少ないなら星1つより簡単かも)

<必要なもの>
・ベースコート
・肌に合うベージュのマニキュア
・金色の油性ペン(100円均一などで売っています。)
・黒の油性ペン
油性ペンやアクリル絵の具は、ネイルアーティストも使うアイテムなんですって。除光液でマニキュアと一緒に落とせます。

<やり方>
1.ベースコートを塗った後、ベージュのマニキュアを塗る。
2.マニキュアが乾いたら、金色の油性ペンでまだらな水玉を書く。点々で書くようにペン先を詰めに押当てると良い。

3.金色の油性ペンが乾いたら、金色の周りを適当に囲むように黒いペンで模様を書く。

おしまい。好みとマナー意識の問題ですが、結婚式などではアニマルはヒンシュクを買う場合もあるので、やり過ぎないようにするのがおススメ。爪1〜2本、しかもアートを半分程度に抑えると、大人なアニマルでアラサーにも良さそうです。アニマルは男受けはあまり良くないらしいので、あんまりアニマルしすぎると、出会いの場をフイにするかもしれないし。

■かっこいい系がお好きな方、着物やシック、エキゾチックな衣装を着る方におススメの、変わりフレンチネイル
難易度:★★★☆☆(ぶきっちょじゃないよ、という人に。)

<必要なもの>
・ベースコート
・ワインレッドや紺などの濃い色のマニキュア
・ラメ入りのマニキュア
・トップコート
・事務用品などのシールの剝離紙
・セロハンテープ

<やり方>
1.シールの剝離紙にセロハンテープを貼り、定規で切れ込みを入れる。(写真は、よく見えるように黒い線を引いていますが、実際には黒い線を引く必要はありません。)
2.爪にベースコートを塗り、乾いたら1のセロハンテープを、指をそろえた時に同じ傾斜角度になるように貼っていく。
3.濃い色のマニキュアを爪の先に塗る。
4.マニキュアが乾いたら、テープをピンセットではがす。

5.濃いマニキュアを塗った部分と、塗っていない部分のきわに、ラメ入りマニキュアを塗り、トップコートをかける。

おしまい。セロハンテープでガードして塗るので、手が震えても大丈夫です。

■できる女風がお好きな方、スーツドレスなどを着る方におススメの王道のフレンチネイル

難易度:★★★☆☆

<必要なもの>
・ベースコート
・白のマニキュア
・ラメ入りのマニキュア
・トップコート
・事務用品などのシールの剝離紙
・セロハンテープ

<やり方>3とほとんど同じです。
1.シールの剝離紙にセロハンテープを貼り、化粧品のふたなど、自分の爪のカーブとあった丸いものを使って切れ込みを入れる。(写真は、よく見えるように黒い線を引いていますが、実際には黒い線は引かないでください。白いマニキュアに溶け出して、爪がグレーになってしまいます。)

2.爪にベースコートを塗り、乾いたら1のセロハンテープを、丸みの位置を考えながら貼っていく。
3.白のマニキュアを爪の先に塗る。
4.マニキュアが乾いたら、テープをピンセットではがす。
5.白のマニキュアを塗った部分と、塗っていない部分のきわに、ラメ入りマニキュアを塗り、トップコートをかける。

おしまい。王道フレンチネイルは、ラインストーンなどをつけると、「華のあるできる女」になれそうです。

いかがでしたか? フレンチネイル用のシールは市販もされているので、それを使うのも手ですが、今回は残業続きでシールも買う時間がないことを考えて、セロハンテープで代用してみました。このネイルデザインが、頑張って働いている皆さんのお役に立てたらうれしいです!

(文、写真=山川ほたる