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最近はアメリカのハンバーガーやパンケーキの専門店が続々と日本に上陸していますね。そこで今回は、いま食通たちのあいだで「次はコレが来る!」と噂されるレストランをご紹介しちゃいます!

そのレストランとは「True Food Kitchen」。

アンチエイジングを目的とした自然食を提供するチェーンレストランで、アリゾナ州・フェニックスで発祥しました。お店を手掛けたのは、健康医学や医食同源などを長年にわたり提唱し続けてきたアンドルー・ワイル博士。ハーバード大学医学部出身の医師でもある彼は、アメリカで統合医療を広めた第一人者なのです。

その博士がオープンしたレストランとあって、米国内では大きく報道され話題を呼びました。お店のモットーは、「大人も子どもも、お肉派も野菜派も、みんなが美味しく食べられる自然食を!」というもの。家族でも楽しめるアンチエイジング・レストランとのことで、さっそく記者(私)も行ってみました!

店内は太陽光がさし込み、とても開放的な造りになっていてリラックスできる空間です。この日筆者がオーダーしたのは、ドリンク・バーガー2種・キッズメニューのピザ。

【美容・健康に良さそうな食材ばかり!】

・炭酸飲料「メディスンマン」
まずドリンクは、「メディスンマン」という炭酸系の飲み物。ザクロやクランベリーの他、抗酸化作用が高いサジーというフルーツのエキスも入っており、甘酸っぱく飲みやすいお味でした。

・ハンバーガー2種類を注文
メインのバーガーは、「アンディのお気に入りTLT」と「バイソンバーガー」の2種類を注文。「アンディのお気に入りTLT」の「アンディ」とは博士の愛称で、「TLT」は、テンペ・レタス・トマトの頭文字を取ったものです。

・大豆発酵食品テンペ入りハンバーガー
大豆を発酵させて作るテンペは、味や食感に少々癖があるのですが、たっぷりのレタスやトマト、アボカドなどと一緒に挟んで食べるとまったく気になりませんでした。ベジタリアンの人にはお肉の代用品として使用される食材なだけに、テンペ入りバーガーはボリュームもたっぷり。お肉好きの人にもオススメの一品で、バーガーに博士の名前を入れちゃうだけのことはあるな! といった印象です。ちなみに、お値段は12ドル(約1150円)ほど。

・低カロリー! バッファローのお肉入りハンバーガー
もうひとつの「バイソンバーガー」ですが、バイソンとはバッファローのことです。バッファローのお肉は、牛肉や鶏肉などに比べて「低脂肪・低コレステロール・低カロリー」と三拍子そろったヘルシー食材なのです。近年、アメリカではじわじわと人気が出ており、普通のスーパーなどでも手に入れることができます。

筆者は、以前にも何度かバッファローのお肉を口にしたことがあるのですが、低脂肪・低カロリーなだけにパサパサ感があり、正直言うと今回のバイソンバーガーもあまり期待していませんでした。

が! ひとくち食べてみると、肉汁がジュッワァァ~と広がってとってもジューシー! 本当にバイソンなの!? と疑いたくなるほどの美味さです。マッシュルームやオニオン、パルメザンチーズなどとの相性も良く、今まで食べてきたビーフ100パーセントのハンバーガーをしのぐレベルでした。こちらは、お値段16ドル(約1550円)です。

・キッズ向けピザも本格的
最後に、キッズメニューのピザですが、薄めの生地にトマトソースとチーズというシンプルさながら、子ども用とは思えないほど仕上げられたお味。大人でも十分満足できる美味しさには驚かされました。

このほかにも、ダシからとったお味噌汁や、しらたき・ゆずなどの食材を使用したメニューもあり、日本びいきで日本の食生活を研究しているという博士ならではのレストランになっています。

たらふく食べてお腹いっぱいになったのに、胃にもたれず、アンチエイジングな食事なんて、とっても素敵! ロサンゼルスやサンディエゴなど、日本でもおなじみの観光地にも支店があるので、訪れた際にはぜひアンチエイジング料理をチェックしてみてはいかがでしょうか。

(写真、文=Mayumi HOLMES
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▼メディスンマン
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▼アンディのお気に入りTLT
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▼バイソンバーガー
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▼チーズピザ
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▼清潔感あふれるオープンキッチン
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▼明るく天井も高い店内
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