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先日、静岡駅ビル内の書籍・雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」を訪れたときのこと。カレーコーナーで異彩を放つ個性的なカレーを発見! その名も「インド人完全無視カレー」

以前、ネットなどで話題になっていたこともあるのでご存知の方も多いと思いますが、記者(私)は初めて知ってビックリしたのです。カレーの本場はインドなのに、あえて無視するとはなんとも大胆な発想ではないか! と。インドを無視した上に「トムヤムクン」をぶち込んだという、意味の分からないキャッチフレーズにひときわ購買意欲が促進されました。

パッケージには、インド人シェフのアドバイスを完全無視したので日本人の味覚にあった最高に美味しいカレーに仕上がりましたと書かれています。はたして真相やいかに? 日本人の口にあう、ということは外国人の口にはあわないってこと? 

イギリス出身で自他ともに認める食通のチャーリーさんにも試食してもらいました。早速レビューを開始しましょう!

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どんな味なの?

まず驚くのが香りの良さ! レトルトにしておくにはもったいない、レストランで出てきそうな高級感のある香りです。 カレーはスープのようにさらりとしています。魚介の旨みたっぷりのコクと深みのある味わいで、トマトの酸味がほどよく効いておりピリ辛。これは白いご飯が何杯でもイケそうな味!! 食べ進めていくとトムヤムクンの風味が感じられました。確かにインドカレーとは全く異なる風味と香りです。

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日本人の口には、たしかにあうことが判明しましたが、それでは外国人はどう感じるのでしょうか? 幼い頃からカレーをたくさん食べてきたというチャーリーさんのコメントです。

イギリス人チャーリーの見解

とても美味しいね! モロッコ料理のようなスパイスが効いた味がするよ。パンよりはご飯の方が合いそうだけど、ぼくならクスクスを合わせるかな! 個人的に試してみたけど、インドカレーと混ぜ合わせても美味しく食べられるよ。

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それにしてもなぜ「インド人のアドバイスを無視する」という大胆な発想を思いついたのでしょう? 発売元のバーグハンバーグバーグ社広報担当の徳谷さんにお話を伺ってみました。

「カレーの本場はインドですよね。それを無視したら面白い商品ができるのではないかと思ったのがきっかけです。みんなの価値観をぶち壊すのが当社のコンセプトなのですが、この商品を通して既存概念を覆すことができたと思います」

価格はヴィレッジヴァンガードで743円、通販サイトでは578円(送料別)。レトルトにしては高価な感じがするけれど、試してみる価値アリです!!

参照元 caligari.shop-pro.jp
撮影・執筆=横山ローズ (c)Pouch