一年生になったーらー、一年生になったーらー、友達100人できるっかなー♪
4月は出会いの時期。学校や職場、住む場所などが変わり、気分一新。新しい環境で友達をたくさんつくるぞー、と期待を胸に抱いている人も多いのでは?
それとは逆に、友達をつくれるか不安を感じている人、そしてすでに「頑張ってみようとしたけど、ちょっとムリかも……?」と半ばあきらめかけている人なんかもいたりして。
でも、友達ってつくらなきゃいけないもの?
「友達はたくさんいなくてもいい。いいや、むしろ友達なんかいなくたっていい!」……自身の番組内でそう言ったのはタレントのタモリさん。今回は友達論ともいえるタモリさんの言葉についてご紹介したいと思います。
この言葉は2013年1月8日の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで、女優の仲間由紀恵さんと話していた際に出たもの。
あの教育がおかしいんですよね、友達がたくさんいないといけないっていう。
友達なんかいなくたっていいじゃないですか。
ゼロだってかまやしないんですよ。
あの歌がいけないですね、“学校入って友達何人できるかなー” って。
何言ってんだよ! できるときゃできるしできないときはできないって
私たちが幼いころから嫌というほど親や学校から刷り込まれてきた「友達はたくさんつくるべき」という考え方に疑問を投げかけるタモリさん。
たしかに友達が多いのはすばらしいこと。けれど、友達が多いから偉い、少ないからダメなんてことはない。友達が多いなら多いでいいし、できないならできないでそれでいい。
そういう物の見方ってすごく大切だと思います。それに、一人だったら一人でいることで広がる世界っていっぱいあるわけで。もうそろそろ「友達がいないと恥ずかしい」みたいな風潮、終わりにしたいですよね。
ほかにも「“オレ友達一人もいないよ” っていうやついたらさ、かっこいいよね」とか、「女性は一人で飲んでるほうがかっこいいかもしれない」などの言葉もあり、タモリさんなりの友達論というか、人とつるまないことに対する美学のようなものが感じられます。
新しい環境でなにかと「友達をつくらなきゃ!」と気を張ってしまうこの季節。ちょっと疲れてしまったというときは、ふっとこのタモリさんの言葉を思い出してみてくださいね。
参照元:tudou.com
執筆=鷺ノ宮やよい / イラスト=テリーヌ富士子 (c) Pouch
▼【動画】「笑っていいとも!」2013年1月8日。
今回ご紹介した言葉は31分13秒あたりから
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