生まれてこのかた、何かの“代表”になった経験がほぼゼロの筆者(私)。
そんな筆者がどういうわけか、タイ国政府観光庁主催のメディア向けイベント「ショッピングチャレンジ」に日本代表として出場することに!
これは、バンコクはじめ主要都市で毎年開催される「Amazing Thailand Grand Sale(アメージングタイランドグランドセール)」の一環として開催されるもので、日本含め15チームで“お買い物ゲーム”なるものを競い合う―――。これしか情報がないまま筆者はタイに旅立ったのでありました……。
◆日本・中国・インドネシアなど15チームが参加◆
戦いの舞台となったのは、バンコク市内の超大型ショッピングモール「サイアム・パラゴン」。参加チームは日本や中国、インドネシアなどアジアを中心とした15チームで、各チーム2~3名ずつ、最大45名であるルールのもと競い合います。
そのルールとは……
・軍資金1万バーツ(3万円)が渡される
・3つのショッピングモールの中からお題にそったアイテムを買ってくる
・購入するものは全部で7つ
・1つ購入するごとに同行スタッフが次のお題を教えてくれる
・もっとも早くミッションを終えたチームは賞金10万バーツ(約35万円)をゲット
・順位だけでなく余った軍資金の多さも考慮される(らしい)
優勝賞金を聞き、「(10万バーツ……10万バーツ……)」とざわつき始める各チーム。心なしか鼻息も荒くなります。(もちろん私も例にもれず)
で、お題はこんな内容……
「(例)『サイアム・パラゴン』にある『H&M』のなかで『女性物の金色のネックレス』と『男性物の青いシャツ』」
「なんだ簡単じゃん」と思われますな。なんてったって戦いの舞台の「サイアムパラゴン」「ゲイソン・プラザ」そして「セントラル・ワールド・プラザ」といったら、日本の郊外型アウトレットモール並の広さを誇り、外国人の筆者たちにとってはいわば超巨大ラビリンス(迷宮)なわけです!!
◆とにかく走る、走る、走る!!! こんなの聞いてないよぉぉぉぉ!!!!◆
実はですね、この「ショッピングチャレンジ」の当日まで、それこそ司会の女性が「スタート!」と叫ぶその瞬間まで、参加者は誰一人詳細なルールを聞かされていませんでした。今思えばのんきに「一体何をやるんだろうね。お買い物ゲームみたいな感じかな?」とワキャワキャしていたんです。
それがいきなり、“気温35度&湿度70%超え”の中「みんな走りまくってね☆」ときたものだから、のこのこと高いヒールでやって来た自分をどれだけ責めたことか……(もうね、走っている途中で靴を捨てようかと本気で思ったくらい!!)
◆骨折もいとわない覚悟で走った結果、日本チームの順位は!?◆
50メートル走は万年10秒、と走るに適さない身体にムチを打ちながら「35万のためなら捻挫っいや骨折しても構わない!!!」とナチュラルハイで戦った筆者。髪は振り乱すわ、目は血眼だわ……もうほぼ“鬼”でした。
開始から約1時間、服やアロマキャンドル、ノートなど購入した7つのアイテムを抱えてついにゴォォォォール!!!
その結果は…!!!
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ぎゃぁぁぁっっ10位ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!! 日本のみなさん、ごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃ!!!! きっと筆者の先天的な足の遅さが原因です……面目ない。※ちなみに優勝したのは中国・広東チームの2人……。いいなぁ、あの35万を一体何に使うんでしょうか。
そして、相当落ち込んで見えたんでしょうね、筆者。その後のセレモニーで、同じく汗だくの韓国チームの2人に慰めてもらったのが印象的でした。
バンコクを走り回った1時間―――。今となっては「あれ……なんで走ってたんだろう……」という思いもよぎりますが、現地テレビ局カメラマンが、汗でビチョビチョになりながらヒィヒィ言う筆者を面白がって撮っていたので、その放送を観たタイのみなさんに「なんだこのグチョグチョの女は!!」と笑っていただけていれば、走った甲斐があるってもんです。
取材協力:タイ国政府観光庁
撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
▼イベント前日。「頑張ります!!」
▼色んな国の方が集いました
▼自国のシールを貼って戦います。日本はエースナンバー「10」!!!
▼いよいよスタート!!!
▼店員さんをせかしながら会計してもらう
▼いかんせん敷地が広いもんだから(写真はチームメイト)
▼まず「店を探し当てる」ことに苦労しました
▼走るぅー走るぅー♪
▼おれーたーちぃぃぃ♪
▼こんな所から撮られていたとは……
▼しかし結果は10位!! 優勝した広東チームには10万バーツ(35万円)が
▼韓国チームの2人と慰め合いました……
▼斬新なイベントでした!!!(チームメイトと男性スタッフと)
▼会場にいたイケメンタイ人モデル。だが着付けに喝!!
▼その他にも
▼各国の伝統衣装をまとったタイ人モデルたちがずらり
▼ファッションショーもありました
▼コンパスのような細さですな
▼現地メディアも大勢いました
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