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今晩は、お姫さま。ほら、耳をかたむけてごらん? 夏の足音が聞こえるだろう? あれ……そんなもの聴こえないって? そんなことじゃダメだってば、もっと夏が来ることに対してウキウキしようよ!!

まあ、押し付けるのは良くないんだけどさ、とはいえ夏といえばお祭りだよね。姫君もお祭りは好きだよね? そんな特別なイベントが目白押しの夏を姫君もいっぱい楽しんでみてはいかがかな?

お祭りって屋台が並ぶ昔ながらのお祭りから、大規模な花火大会など広く捉えると色んなものがあるよね!! 僕は女性の浴衣姿がとても好きなので、ぜひ姫君には浴衣で可愛く、そこはかとなく色っぽく装ってもらえたらと思うんだけど、良く聞くのが慣れない下駄を履くので歩く距離によっては鼻緒が擦れて痛くなってしまうということ。

僕は姫君が喉が乾いたときなど、率先して買いに行くことで姫君の歩く距離を減らすよう努めるんだけど、姫君も巾着袋に絆創膏を入れておいたりすると擦れて痛くなってしまった際に応急処置が出来て良いかもね。

大多数の男性は女性の浴衣姿を望んでいると認識してもらって間違いないと思うんだけど、準備が意外と大変なんだよね? 着ていくのが難しいときはそれとなく相手に伝えておくと、相手のがっかり感が減って良いかもしれないね。

そして、その代わり姫君がいつもよりおめかししてくれたら男性は浴衣じゃなくても「俺のために頑張ってくれたんだ……」って喜ぶはずだよ!! それじゃ、おやすみ、お姫さま。

撮影・執筆=リョウ・カミヤ (c) Pouch