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本日みなさまにご紹介するのは“フクロウ”。『ハリー・ポッター』シリーズでお馴染み『ヘドウィグ』で憧れた人も多いでしょう。

知の象徴として『森の哲学者』と呼ばれることもある彼らは、おとぎ話に欠かせないキャラクターでありながらも、どこか謎めいていて気になる存在。でも、いざ飼うとなると……あの子たち、冷凍ネズミとか食べるんでしょ?(無理無理無理ィィィ!!!)

「あはは、最近はそうでもないですよ。ウズラで作った猛禽類用のソーセージなんてものもありますし」と笑顔で教えてくださったのは、都内2カ所で鳥専門カフェを経営する株式会社鳥カフェ代表取締役の明渡(あけど)さん。今回は、同社が経営する「鳥のいるカフェ浅草店」にお邪魔しました。

現在、東京近郊でフクロウと触れ合えるカフェは、いずれも雑誌やテレビなどのメディアで引っ張りだこで、休日には行列もできる人気ぶり。その一角を担うのが、今回お邪魔した「鳥のいるカフェ浅草店」です。

入ってすぐ目に留まったのは、生後5週間だというメンフクロウの赤ちゃん3羽!!! 白くてふわふわの産毛、クリクリな黒目という最強のビジュアルを兼ね備えて三人衆は、見るものすべてが不思議なようで、頭をぐらぐらと揺らしながらこちらを見つめてきます。入店早々すでにKO気味の筆者。

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さて、一般的に鳥カフェというと、衛生面の配慮から鳥をガラスケースに入れていたり、フードやドリンクにラップをかけたりすることが多いものですが、同店では飲食物の提供を極力行わないことで、お客さんはフクロウを中心にハヤブサやインコなど計60羽以上と自由に遊べるのが特徴的。

料金システムは、1時間1500円で延長15分毎300円。さらに、ちょこっと寄ってみたいという方のために30分1000円のショートコースがあるのも嬉しいポイント。

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●価格は15万円から100万円まで

同店では、体長15センチほどの小型の『サバクコノハズク』から中型・大型まで約12種類のフクロウが毎日20羽ほど“出勤”しています。また、生後1ヶ月を超えたフクロウは購入可能で、その価格は15万円台から高いものだと100万円を超えるものまで! 素人目には分かりにくいですが、同じ種類でも顔の色の違いなどで価格は大きく変わってくるのだそう。

さらに、昨今のフクロウ人気を感じさせる情報も。なんと、去年よりも全体的に2割ほど価格が高騰しているそう。ペットとしてはかなり高額であるにもかかわらず、購入していくのは30代~40代の1人暮らしの女性が多いんですって。というのも『ワンルームでも飼育可能・人間の生活パターンに合わせられる・あまり鳴かない』など、1人暮らしでも飼育しやすい点や、経済的にも余裕のある働く女性が「癒されたい」というのが理由みたい。

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●頭をなでなでしたり、腕に止まらせることもできちゃう

止まり木にたたずむフクロウたちを観察していると、お客さんそっちのけで爆睡している子もいたり、筆者が持つカメラに興味津々の子もいたり、みな自由気ままに過ごしているようです。「性格は猫みたいな感じですよ。普段はクールだけど、ご飯の時間になると急に甘えてきたり、可愛いもんです(笑)」と明渡さん。ここで筆者も実際にフクロウを撫でてみることに。大人しそうなフクロウに狙いをつけ、そっと頭を撫でると……



ヒナ特有の羽がとても柔らかい!!! で、驚くべきはそのリアクション。撫で始めてすぐに「ええわぁぁ~」といった恍惚の表情になり、まぶたを閉じてしまったのです!!! こんな分かりやすい反応をするなんてビックリ。

基本的にフクロウは後頭部あたりを優しくなでられるのがお好みのようですが、中には撫でられるのが苦手な子もいて、そういう子は筆者の指をガシガシ噛んできました。いや、それさえも可愛いんですけどね。

また、専用グローブを着ければフクロウを腕に止まらせることも可能なので、ちょっとした鷹匠気分も味わえちゃいます。

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夢のハリー・ポッター体験ができちゃう「鳥のいるカフェ」。ツンデレの子がいたり、とにかく寝てばかりの子がいたり……それぞれ個性があって大変興味深い体験でした。みなさんも可愛いフクロウさんたちに癒されてみてはいかがでしょう。

店舗情報 【鳥のいるカフェ 浅草店】
住所 東京都台東区浅草1-12-8 大山ビルB1F
電話番号 03-6802-8572
営業時間 平日13時~20時 土日祝11時~20時
定休日 無

取材・撮影・執筆=井上こん(c)Pouch

▼100万円のベンガルワシミミズク。目がビー玉みたいな美しさ

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▼右2羽はどちらもベンガルワシミミズク。顔の色が価格に影響するとか

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▼鋭い爪は彼らが生態系の頂点にいることを思い出させます……

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▼撫でていい? ねぇねぇ、撫でていい?

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▼「カプリッ」

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▼大迫力!!!

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▼毛が柔らかくてフワフワ

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▼なんですか、その顔は。こっち見んなってことですか。

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▼お、君たち小っちゃくてかわいいね

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▼撫でちゃうよ☆

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▼見よ、右の子の非難するような目を

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▼お、鋭い眼光もステキ

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▼体長15~22センチほどのサバクコノハズクのヒナたち

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▼大人になってもこの大きさだとか

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▼濁りなき目をしたヒナ。筆者もこんな目に戻りたい

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▼触っても……いい?

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▼「断る」※足に注目

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▼クロオビヒナフクロウくん、何をビックリしているのだい

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▼筆者のカメラストラップが気になっていたようです

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▼この子、とっても小さいんです。どれくらい小さいかというと

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▼350ミリリットルペットボトルくらい!!!

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▼撫でちゃう。こんな気持ちよさそうにして……愛いヤツじゃ

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▼フクロウの魅力にハマった今、街で見かけた置物さえ可愛い

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▼動画も撮影してみました!

https://www.youtube.com/watch?v=vyXivHzx8fI