朝の目覚ましに、飲みたくなるのがコーヒー。あの香りと味わいが、ぼやけた頭をシャッキリさせてくれるんですよね。とはいえ、時間があるときはドリップしたいけれど、バタバタしているとインスタントで済ますことも多くなりがち。何よりコーヒーって、たとえインスタントであっても、人が淹れてくれたもののほうがおいしく感じません? あれなぜなんでしょう……。
ところが「朝一番からドリップコーヒーを淹れてくれる、画期的な目覚まし時計」が開発されているとのこと。目覚まし時計がコーヒーを淹れてくれるって……どゆこと??
インダストリアルデザイナーJosh Renoufさんのウェブサイトで公開中の「The Barisieur」、これがなんと、目覚まし時計とコーヒードリッパーを合体させた製品なんです。
目覚まし時計の時刻と、挽いたコーヒー豆と、一杯分のお水をセットして就寝。起きる予定の時刻になるとスイッチが入り、誘導加熱によってドリッパー内部のステンレスボールが加熱され、お湯が沸きます。あとは蒸気の圧力でお湯がフィルター側へ流れ、コーヒーがドリップされるという仕組み。画期的すぎる……! いや〜、すごいことを思いつく人がいるものです。
いわゆるアラーム音は鳴るのかとか、豆はどのようにフィルター側にセットされるのかとか、細かな点はまだ不明。ですが、ステンレスボールの振動音とコーヒーの香りがそのまま目覚ましとしても機能するんですって。
アイデアも素晴らしいですが、製品としても素敵! 目覚まし時計のデジタルな見た目と、サイフォン式ドリッパーのちょっとレトロな出で立ちの組み合わせが、めちゃめちゃグッと来るんですよねぇ。販売開始された際には、公式サイトで告知されるとのこと。想定されているお値段は150ポンド〜250ポンド、日本円にして25000円〜44000円といったところでしょうか。
コーヒーの香りに包まれながら目覚める朝。「せっかく君(目覚まし時計さん)がコーヒーを淹れてくれたんだから……」なんて淹れたてのコーヒーに口をつければ、うっかり二度寝も防げそう。実売が楽しみです!
参照元: Joshua Renour
執筆=森本マリ (c)Pouch
▼おやすみ前にコーヒー豆をセット
▼起きる時間になると、お湯が沸き始めます
▼枕元で淹れたてコーヒーの香り……たまりませんよね!
▼詳細は不明ですが、クリーマーもセットできる模様
▼ドリッパー部分はまるごと外せて、お手入れも楽チン
▼モダンにもレトロにもなじむデザインが素敵!
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