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Suzy Homemaker(スージー・ホームメーカー)“とは、1960年代のアメリカでTOPPER社から販売され、女の子にとても人気があったおもちゃのシリーズです。おままごとや人形遊びにも使えそうな小さな冷蔵庫と食べ物のミニチュア、めっちゃくちゃ可愛いですよね!

このおもちゃの冷蔵庫が紹介されていたのは、ワシントンD.C.にある、国立アメリカ歴史博物館のブログ。来年7月からの展示に備え、博物館にやってきたんですって。

そのブログでは、このおもちゃはこんなふうに紹介されています。

このスージー・ホームメーカーの冷蔵庫は、
「まるで本物のように」中に食べ物をしまうことができ、
「プラスチックの食品もすべて揃っていて」、
1960年代の冷凍食品がどのようなものであったかを
展示する際に、非常に役に立つものです。

単純に古いおもちゃだから、ということではなく、当時のアメリカの生活を振り返るための重要なサンプルとして博物館に届けられたみたい。可愛いだけじゃないんですねえ。さらにはこんな一文も。

いまでは「スージー・ホームメーカー」といえば、
非難まじりに「完璧な、あるいはそうであろうとする主婦」を
指す言葉として辞書にも載るほどですが、
当時のアメリカでは本当に大人気のシリーズでした。
「小さな女の子は誰だって、ママのようになりたいの」と、
1966年当時の広告には書かれています。

そう、実はこの “Suzy Homemaker”、アメリカでは現在「家事に必死になっている奥さん」というような、やや皮肉まじりのスラングとして使われる言葉になってしまっています。世相の変化がおもちゃの名前が持つ意味合いまで変えてしまったのかと思うと、なんだか切ない……。まさに「アメリカンヒストリー」をその名に背負ってるおもちゃなんだなぁと感じ入ってしまいました。

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でもやっぱり、モノとして可愛いものは可愛い! どうか博物館でたくさんの人の目に触れて、あの頃も良かったよねと言ってもらえたらいいね、なんて。小さなおもちゃにちょっと語りかけたくなるような、そんな「スージー・ホームメーカー」でした。

ちなみにスージー・ホームメーカーのラインには、”実際にお菓子を焼けるオーブン”、”ジュースを作れるブレンダー”などの「ミニ電化製品シリーズ」もあったそう。おいおい、それは今でもちょっと欲しいぞぉ!

参照元: NATIONAL MUSEUM of American History
執筆=森本マリ (c)Pouch

▼中に入ってる食品のパッケージまで可愛い!

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