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[すぼら栄養士の15分ご飯]シリーズでは、ずぼら栄養士を自認する川村郁子さんとともに考案した、作業時間15分かつ女性にうれしい栄養素がたっぷりのレシピ記事を紹介しています。

皆さん、手作り餃子はお好きですか? 手作り春巻きは? 「忙しいから手作り餃子や春巻きなんて作っている暇はない!」 そう思っていませんか? わかります、わかります。餃子って包むのが面倒なんですよねえ。また春巻きも中の餡を作るのが面倒。でも、手作りした香味野菜たっぷりの餃子や春巻きのパリパリの皮っておいしいですよね。

そんな餃子や春巻きの良いところ取りをした「春巻き餃子」を15分で手作りできるとしたら、やってみたくありませんか? 「春巻き餃子」は噛むと春巻きの皮がパリパリで、香味野菜の香りと肉汁がじゅわーっと口いっぱいに広がりますよ。この春巻き餃子とちんげん菜としめじの中華おひたし、それから白いご飯だけでかなり満足の晩ご飯ができちゃいます。

.■川村郁子さんによる、今回の献立のポイント!

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・アリシンの殺菌作用で風邪予防(ネギ)
・ナスニンのポリフェノールで疲れ目をスッキリ(ナス)
・ゴマリグナンの抗酸化作用でしっとり美肌を目指す(ごま)
・ビタミンAで乾燥を防ぎ、粘膜を保護して免疫力アップ(ちんげん菜)
・ 食物繊維で腸内環境を整え、ポッコリお腹対策(しめじ)

ネギ、ナス、ごま、ちんげん菜、しめじは今が旬。旬のものは栄養価が高く比較的安いので、自炊のときは旬のものを使うのがおすすめです。

では、さっそく作り方を紹介しましょう。

■作り方!

【材料(1人分)】
<春巻き餃子用>
豚ひき肉:80g
ネギ:1/2束
ナス:1本
にんにく、しょうが(チューブでも可):お好み
塩:お好み(小さじ1/4〜半分)
ごま油:小さじ1
春巻きの皮大(はがしておく):4枚

<ちんげん菜としめじの中華おひたし用>
ちんげん菜:4枚
しめじ:25g
麺つゆのもと:小さじ半分
ごま油:小さじ半分
いりごま:お好み

今回の材料のポイントは、秋においしいナス! ナスを入れることで、カロリーはカットできるのに「肉汁じゅわ~」がさらに演出できちゃいます!

今回の春巻き餃子を15分で作るには、手際よく各工程を進める必要があります。野菜はあらかじめ洗っておきましょう。また春巻きの皮ははがすのに意外と時間がかかるので、先にはがしておきましょう! なんなら、清潔な布巾に広げておいてもOK。
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【必要な器具】
・フライパン
・包丁
・まな板
・清潔なビニール袋
・盛りつけ用の皿
・計量用の大さじ、小さじ

【作り方】
1. ネギ、ナスを粗く刻み、ちんげん菜をザクザクと大きめに切る。しめじは石突きをとっておく
2. ネギ、ナスをボールに入れて塩をふって、手にビニール袋をかぶせて揉む。握りしめるように強く揉むと混ぜやすいししんなりします。
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3. 2ににんにく、しょうが、ひき肉を加えて揉む
4. 3を4等分して春巻きの皮で手早く包む。きれいに包んだ方が見た目はいいですが、適当に包んだほうが皮がパリパリして羽根つき餃子っぽくなるので、すばやく適当に包んじゃってください!
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5. フライパンにごま油をひき、4を入れて蓋をして焼く。片面3分くらいずつ焼くので、その間にちんげん菜としめじの中華おひたしを作ります。
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6. ちんげん菜としめじ、ごま油、麺つゆの素を器に入れ、ラップをかけてレンジで2分
7. 春巻き餃子の片面が焼けたらひっくり返して蓋を開けたまま焼く。春巻き餃子が焼けて、6にごまをふりかける!
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以上!

■さらお得情報

さらにおいしくしたい人は、しょうがやにんにくを生のもので作ってみてください。味の違いに驚くはずです。また春巻き餃子は冷凍保存が可能です。冷凍する時は、1つ1つラップに包んでくださいね。時間があるときにたくさん作っておくと、調理時間5分程度で今回紹介したご飯が作れてしまいますよ。

以上! 時短と栄養と「おいしい」は共存可能! ぜひお試しください! ビバ! スボラ飯!

撮影・調理・取材協力=川村郁子さん
撮影・調理・執筆=FelixSayaka (c)Pouch

▼春巻き餃子のパリパリ感を体で表現しまくる川村郁子先生▼

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