デンマークの管弦楽団メンバー全員が、演奏途中にトウガラシを食べて、悶えながら演奏する動画が、今インターネットで話題になっています。
演奏しながらトウガラシ? 一体どういうことなのでしょうか?
【デンマークの「トウガラシおじさん」ことチリ・クラウス氏】
実は今回の企画、デンマークの誰よりもトウガラシを愛する男、チリ・クラウス氏によるもの。このトウガラシおじさんはいろんな人にトウガラシを食べさせてそのリアクションを動画で公開しているようなんです。
クラウス氏は動画の冒頭に登場し、今回の企画は「音楽と辛い食べ物コラボレーション」とおっしゃっていました。動画では指揮もしています。
【最辛トウガラシvs オーケストラ】
使用したトウガラシはキャロライナ・リーパーという種類で、2012年のギネス記録を持つ世界で最も辛いトウガラシと言われています。ハバネロやブード・ジョロキアなんかよりも辛いんだとか。
そんなキャロライナ・リーパー vsデンマーク国立室内管弦楽団の戦いを、ヤコブ・ゲーゼによるタンゴの名曲『タンゴ・ジェラシー 』にのせてご覧ください。
【メンバー一同、涙目】
案の定、メンバーたちの表情は地獄絵図と化していました。とりわけ口で息を吹き込んで演奏する木管・金管パートの楽器は、口内のコンディションが大事なわけで、普通こんなことできたもんじゃありませんよね。
苦悶の表情を浮かべながらソロを奏でるコンサートマスター、タンバリンも持ちながら呆然とするティンパニー、涙の筋ができちゃったファゴット、言いだしっぺなのに、結構ダメージをくらっている指揮者のトウガラシおじさん。一体誰得なの、この企画。
「キャロライナ・リーパー」はあとからどんどん来るようで、動画が後半に写るにつれて一同、涙目。
【観ているこっちが熱くなる】
しかし、一発勝負の演奏は止まることがありませんでしたし、音が乱れるようなこともありませんでした。なんたるプロ根性! そして、めちゃくちゃつらそうな表情を浮かべるメンバーたちの熱い演奏に感動のようなものを覚えてしまいます。そうか、これがトウガラシおじさんの狙いだったのか!
【ネットの声は肯定的】
インターネットでのコメントは、多少の批判はあるもののおおむね肯定的な意見が多く見受けられました。
「デンマーク国立“トウガラシ”楽団、まじリスペクト」
「次のアイディア思いついたよ。みんなでトウガラシ食べて、写真撮影だ!」
「ハバネロよりも辛いものは、『辛い』というか『痛い』んだってさ」
「今週のベスト動画」
「尊敬する。メキシコ人より」
【今年いっぱいで解散】
今回の挑戦を受けたことで、デンマーク国立室内管弦楽団は世界中で話題になりました。しかし残念なことに、2014年12月末で楽団は解散とのこと。最後の年に、大きなことにチャレンジしたかったのかも?
参照元:YouTube
執筆=黒猫葵 (c)Pouch
▼胸にぐっとくるものがあります。動画はこちらから。
コメントをどうぞ