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食するものって、味はもちろんだけど、見た目も大事。みるからにマズそうなものとか、色や形が不気味な食材とか、なかなか手が出ませんよね~。ところが、あえて食欲をそそらない、ウイルスの形のアイスキャンディーを作ってしまったツワモノがいるのです。

【意外と知らないウイルスの形】

インフルエンザに水ぼうそう、エイズといったウイルスに加えて、黄色ブドウ球菌と大腸菌をかたどったアイスキャンディー。名付けて「危険なアイスキャンディー(Dangerous popsicles)」。

今話題のエボラウイルスなら、あの糸くずのような形がすぐに思い浮かぶけど、その他の病気のウイルスなんて見たことない。どんな形なのかと思いきや、やっぱりツブツブやトゲトゲなんかが付いた、いかにも体を攻撃しそうなフォルムなのです。
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【シュールなアイスを作った理由とは?】

そんな不気味な形のアイスキャンディーなんて、聞いただけでは「なんでそんなシュールなものを……」と思っちゃいますが、製作者のウェイ・リー(Wei Li)さんによると、食べる前にまず視覚から受ける刺激をじっくりと味わう、ユニークな体験を提供しようとのアイデアから生まれた作品とのこと。ウェイさんは同じコンセプトのもと、とげとげしいサボテンをかたどったアイスキャンディーも手がけています。
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また、その制作過程もなかなかユニーク。まずウイルスの形を3Dプリンターで作り上げ、それをもとにシリコンでアイスの型を作製。型に色付けした砂糖水を注ぎ込んで冷やしたら出来上がり、というワケなのです。
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とはいえ、出来上がったアイスキャンディーを見てみると、意外なまでにポップでカラフル♪ これらの制作過程をまとめた動画も公開されているので、気になった方はぜひご覧あれ。

参考:Dangerous Popsicles
執筆=沢野ゆうこ(c)Pouch