大人になって、すっかり恋人とか金目のプレゼントとかを連想するようになってしまった、「12月24日」。けれど、子供のころには、この日はまったく違う意味をもっていたものです。そう、この日、いい子にして寝ているとサンタさんが来てくれるんだ!
今回は、日本最大級のQ&Aサイト「教えて!goo」から「子供のころの枕もとのクリスマスプレゼント」についてのQ&Aをご紹介します。「幼いころ、サンタはあなたのところにどんなふうに来ましたか?」という質問とその回答、みなさんもむかしのこと……サンタさんを待つ、あのワクワクしながら眠りについていく気持ちを思い出しながら、読んでみてください。
【今回の質問】
子供の頃、12月25日の朝に目覚めると枕元にプレゼントが置いてありました。もちろん両親のしわざでしたが、私は本気でサンタを信じていました。あなたは子供の頃、そういうふうに枕もとにプレゼントを置かれ、サンタがいるかのように両親に演技されましたか?
(noname#14975さん)
ちなみに記者の場合は、枕元にサンタさんがプレゼントを置いてくれるオーソドックスなスタイルでした。ごちゃごちゃリクエストを細かく出しすぎた年、「お菓子(というか駄菓子)詰め合わせの靴下」を置かれて号泣したことがあります。
【回答者さんたちからのお答え】
■ 英語まで駆使する優しいサンタさん
ウチも枕元にプレゼント、置いてもらってました! 一回、トイレに起きて戻ったらプレゼントが置いてあって「今サンタさん来てたんだ!! うわ〜惜しかったぁ!」って思ったことがあり、かなり友達に自慢して、信じ込んでました(笑)
広告の裏にサンタさんに手紙を書いたら、お父さんが英語でお返事書いてくれたこともありました。朝、お父さんに読んでもらったんですよ。そりゃ読めますよ、自分で書いたんだから。(笑)
(hnt25さん)
友達に自慢しちゃう、っていうのがなんともカワイイ! そして、サンタさんが来てくれたっていうことを演出するために英語で手紙を書いちゃうお父さんもステキです。いつか気づかれてしまうその日まで一生懸命頑張ろう、とプレゼント以外にもいろいろしてくれた「サンタ」さん。心が暖かくなります。
■ 愛情はあるけれどドライに否定
うちはなかったですね。ケーキを食べている時に毎年サンタの存在を否定されました。ど〜せ学校に行けばばれるからとの理由でした。そのかわりその週の日曜にちょっとしたおもちゃを買いに行く慣わしがありましたよ。それはそれで楽しみでしたけど……。
(cyokokichiさん)
なんというドライさ! いつか夢を打ち砕かれるよりは最初からないほうがいい、と。こういう考え方もあるんですね……。でも回答者さん、あんまり納得していないような?
■ サンタのいる世界をつくりあげる素敵な演出
家がキリスト教だったせいなのかわかりませんがプレゼントはツリーの下。それが毎年でしたね。更に、サンタが来た様な雰囲気を出す為の用意が周到で
「サンタさんの為にお料理を出しておきましょうね」
という感じで寝る前にシャンパンや料理などを出しておきます。すると次の日に料理が減っていてサンタからの手紙(サンタ村からの手紙です)が置いてある、という感じでした。
(RainbowDolphinさん)
うっわめっちゃ手がこんでる! 「誰かが来た!」ということが見てとれると、もう子供としては疑いようがないですよね。プレゼントがツリーの下、っていうのも美しい感じ。これは素敵な思い出ですねー! あ、シャンパンや料理を大人たちが楽しくいただける、という利点もあったりして……。
■ サンタさんが来ない事情
実家の家業が年末に向けて凄まじく忙しかったので、プレゼントもケーキも、クリスマスの事を口にする事も難しい状態でした。ツリーも当然ありません。その代わり、正月の初売りでおもちゃやレコードなどを買ってもらうことを楽しみにしていました。
それでも、クリスマスだからごちそうやケーキを食べたり、ちょっとしたプレゼントもほしいと思い、親に直談判しましたが、あっさり却下。不満があるならよその子になりなさい!! と怒られました。忙しすぎて余裕がなかったのでしょう。今思うと、ちょっと寂しいですね。
(namruさん)
クリスマスを私たちが楽しめるのは、その日にも忙しく働いていらっしゃる方々がいるから。そんな方々は、クリスマスを楽しく過ごす余裕、ないのでしょうね。子供としてはちょっとさみしい……けれど、その分だけお正月は楽しませてあげたいっていう親御さんの気持ちも伝わってくるような。
■ 子供のころに来なかったサンタを、今
私は1回もサンタさん来ませんでした(ノ_・。) グス サンタを信じていたのかどうかも記憶にないですね。(今、30代ですが……)
でもプレゼントがすごく欲しくて靴下を飾っていたけど朝起きても何にも入っていませんでした。貧乏でもなかったんですけどね……親に夢がなかったんでしょう。
だから親になった今、子供には出来る限りサンタを信じさせてあげたくて、頑張ってます。子供がサンタへのお手紙を書いて、その返事をプレゼントと共に枕元におきます。廊下にそっとサンタの足跡もつけてます(笑)
(v-baad-vさん)
理由がなくサンタさんが来ない、というのはあまりにさみしいような……。でも、そんなさみしい思いをしたぶんだけ、子供を楽しませてあげたいっていう気持ちがとてもステキ。この回答者さんのお子さん、きっととても幸せでしょうね。
■ 知ってしまった真実
子供の頃は信じていたなぁ……でも、ある年、小学校低学年位の頃、真実を友達との何気ない会話から知ってしまったんですね。
「お前サンタ信じてる?」「わけないやん、おとんとおかんやろ?」 そして、賛成多数のサンタクロース両親説。僕「そ……そうやんな、はははは……」子供心にショックだったろうに精一杯のポーカーフェイス。
で、その年のクリスマスですよ。演技しましたね。なんとなくぎこちなくサンタさんを喜んで。まぁ、子の成長を垣間見た瞬間でしょうね。親としては(笑) 演技……何年続けたかなぁ……最初で既にばれていたとは思いますが。
(–neiro–さん)
親としてはいつまでもサンタを信じる純粋な子供でいてもらいたい、けれど。外からはどんどん、夢世界を壊す情報が流れ込んできます。回答者さんはこのときに、上りたくなかった大人の階段をひとつアップしてしまったようです……ちょっとだけ、切ないなあ。
■ サンタさん危機一髪! プレゼントはまさかの……
私も毎年枕元に置いてくれるので、信じていました。で、ある年にサンタさんが見たいから起きていよう! と結構頑張って起きていたら(結局最後には寝てしまったのですが)、次の日の朝枕元にプレゼントがなくて……。
あぁちゃんと寝ないでサンタさんに逢おうとしたから罰が当たったんだ……と嘆いていたら、なぜかトイレにプレゼントが置いてありました。
その時はすごく嬉しかったのですが、父は大変だったのでしょう。。。(苦笑)
(Rion4443さん)
どうしよう、子供がいつまでも寝ない! でもサンタの正体は絶対に知られちゃいけない! で、まさかのトイレ!! 居間に置いておくわけにも、いかないですものね。お父さん、悩んだでしょうね。でもトイレか……。
■ 子供にいやがられる不審サンタ
サンタの存在を怪しく感じていた頃、多分幼稚園の終わり位だと思いますが、家族で夜ケーキを食べていたら、家の呼鈴が鳴りました。『見て来て』って言われたので玄関を開けたら、サンタがいました。ただそのサンタはリアリティに欠けていたので(ヒゲがかなり浮いていました)、恐くて泣きながら逃げました。おもちゃは親が貰ってくれました。
大人になって聞いてみたら、近所の玩具屋さんのサービスだったと判明。希望した家にはサンタの格好で配達、というのに申込んだのだそうです。
(kuroo1o5さん)
子供が逃げ出すサンタ! なかなかいないよ! おもちゃ屋さんならもうちょっとうまくやってあげようよ!! 親御さんとしては、「親がやっているわけじゃないよ」というのを見せたかったのでしょうが……ちょっと裏目に出ちゃった模様。でも後になって思い返すとき、こういう失敗もいい思い出ですよね。
あったかい布団に入って、わくわくしながら寝る。あの幸せな気持ちって、子供の特権ですよね。よくよく考えたら、うちの親も頑張っていたんだなあ、なんて思えてきました。記者の実家は北海道ゆえ、この時期の夜の寒さときたら堪え難いものがあるというのに……。よし、酒でも送っておこう。
ともあれ、もうすぐサンタが街を駆け巡る日です。みなさんのもとに、何らかの形をしたサンタがやってきますように! 記者のところにはイケメン……いやなんでもありません酒でいいです、誰か振る舞ってください。
参照元:教えて! goo「子供のころの枕もとのクリスマスプレゼント」
執筆・撮影=纐纈タルコ (c)Pouch
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