クリスマスの主役といえばサンタクロース!

……なのですが、どうやらサンタさんは怒っているみたい

周囲に当たり散らしたり、自分を否定したり、挙句の果てには「トナカイをディナーに食べる!」と言い出したりと、自暴自棄になっているようなんです。

一体サンタさんの身に何が起きたっていうの~!?!?!?

【超やさぐれてるじゃん】

ご紹介するのは、ノルウェー郵便局(Norwegian Postal Service)の広告映像です。

北極にある屋敷でサンタさんがインタビューに応えているのですが……その内容がめちゃくちゃネガティブ。

「俺なんかはもう時代遅れなんだよ、昔はよかった……」と、終始「やさぐれモード」なんです。

【クソリプ送るなし(笑)】

以前は子どもたちはもちろん、大人にもチヤホヤされたけれど、今じゃ誰もよそ者を自宅のリビングに招き入れたいなんて思わない。

1年中、郵便局が配達やるもんだから商売あがったりだ。俺はもう、ただの「キレてる白い男」になってしまったんだよ……。

そう激白するとおり、本当にキレてしまったサンタさんは、怒りに任せて執事にSNSを投稿させます。

「煙突からプレゼントを届けないクリスマスなんて、クリスマスじゃないんだ! なーにが追跡番号だ、やめちまえ!」

と、ノルウェー郵便局宛てにクソリプを送るなどしており、かなり「ご乱心」の様子……!

怒りが頂点に達したせいか、なんと地球の温暖化が進んでしまう(!)んです。

【そんなサンタの心を動かしたのは…】

最終的には「サンタなんてただの仕事で、アイデンティティじゃねーんだわ」と職務放棄。「ディナーにトナカイ食ってやる!」とまで言い出すのですが……。

そんなサンタさんのもとに、手紙が届くんです。

配達にやってきた郵便局員が手渡した手紙の束を見ると……なんとすべて、子どもたちからの手紙でした。

時代が変化しても、子どもたちは皆、サンタさんを待ちわびていたのです。

【サンタさん、よかったね】

「メリークリスマス!」と軽やかに立ち去る郵便局員に、サンタさんは涙を流しながら「メリークリスマス!」と呼びかけます。

きっとこの出来事を機に、サンタさんも前を向けるはず。もう郵便局にクソリプを送ることもないでしょう(笑)。

……と、まるでファンタジックなクリスマス映画を観ているかのような広告映像。全編ノルウェー語&英語字幕ではありますが、ぜひご覧になってみてください。

よく見ると、インタビュアーや執事の耳が尖がっているなど、設定にも凝っているところもポイントですよ♪

参照元:VimeoNorwegian Postal Service
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼ノルウェー語ですが英語字幕付きです