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おなじみフレッシュハンドメイドコスメ「LUSH(ラッシュ)」が、バレンタインシーズンに、大変興味深いキャンペーンを実施する模様。

その名も、「WE(ウィー) BELIEVE(ビリーブ) IN(イン) LOVE(ラブ)キャンペーン ~LGBT支援宣言~」。

来る1月23日(金)から2月14日(土)までの期間、日本におけるLGBTを含むセクシュアルマイノリティが自分らしく暮らせる社会の実現を目指した活動を、日本全国の約140のラッシュ店舗およびオンライン署名サイト「Change.org」にて行うそうなの。

【賛同者の声を集め、LGBT支援に取り組む地方自治体へと提出します】

どんなカタチの愛も素晴らしい」をテーマに掲げた、同キャンペーン。この動きに賛同する声を、店舗および上記サイトを通して集めた後は、それらを全国数カ所のLGBT支援に取り組んでいる地方自治体へと提出。そうすることによって、自治体が今後支援事業を更に推進しやすくなる環境づくりができたなら、といった展望があるんですって。

【ロシアで施行された “反同性愛法” に対する抗議活動としてスタート】

そもそも「WE BELIEVE IN LOVEキャンペーン」は、ロシアで2013年に施行された「反同性愛法」に対して抗議の声を挙げた同ブランドが、全世界で署名活動を実施。その後700万以上の賛同の声を、ロシアの大使館に届けたことがきっかけでスタートした試み。

【ブランド自ら “LGBT支援宣言” しているよ】

この動きを継続、さらには同ブランド自らが「LGBT支援宣言」(誰もが自分らしく生きられる社会を目指し、多様なカタチの愛を応援するための宣言)を行うことで、社員におけるLGBTの理解浸透をも進めていく予定なのだとか。

【LGBTへの理解度がハンパない!!】

早速1月23日からは、「異性間の婚姻時に与える結婚祝い金や休暇などの福利厚生の権利を同性間のパートナーにも平等に与える」といった人事制度の改定、「採用ポリシーにおける差別禁止規定」の制定。さらには、「採用時のエントリーシートおよびWEB新規会員登録時の性別記載の変更」を実施する予定なのだそうです。へええ、これってすごいことよね!

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【国によって、LGBT格差が激しすぎる……】

3月にイギリス、6月にアメリカの一部州などで同性婚の合法化が実現するなど、世界規模でみればここ1年で目覚ましく改善されたかのように感じられる、セクシャルマイノリティを取り囲む現状。しかしながら一方で、ブルネイやイスラム諸国などにおいては「LGBTであることが死刑などの極刑に値する」など、LGBTに対する対応の格差が激しいのが現実です。

【日本におけるLGBT人口の割合は、左利き&AB型人口とほぼ同じ!】

ちなみに電通総研「LGBT調査2012」によって判明した、日本におけるLGBT人口は、5.2%。これは20人に1人がLGBTであることを示す数字であり、左利きやAB型人口の割合とほぼ一緒なのだそう。

にもかかわらず、偏見は未だ根深く、公に宣言しにくいという点は相も変わらず。差別禁止法や同性間の法的保障が存在しないため、残念ながら、平等な権利や保障を受けにくい社会であることが想定できます。

まずは相手を、受け入れること。そして、理解すること。この2つが人々の前提にあるだけで、世界はがらりと変わるはず。その1歩に確実になるであろう「LUSH」キャンペーン、賛同するというあなたはぜひ、この動きに参加してみてはいかがでしょうか。

参照元:LUSH PR TIMES
執筆=田端あんじ (c)Pouch