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以前当サイトでお伝えした、作家・村上春樹さんが読者から寄せられた質問や相談したいこと、さらには話したいことなどにできる限り答えていくサイト「村上さんのところ」。

1月15日のサイトオープン以来、さっそく盛り上がりをみせているようなのですが……。細かくチェックしていくと、質問内容そして村上さんの回答双方が、妙にじわじわくると言いますか。なんかこう、いちいちツボに入るんですよねぇ……。

【やりとりの一部をご覧あれ】

とにもかくにも、百聞は一見に如かず。こんな内容が展開されておりました……!!(以下、同サイトより引用)

質問:

「小説を書こうと思うのですが、何か良いタイトルはありませんか? ちょっとしたあらすじなんかも返信してくださると嬉しいです!」

村上さんの回答:

「いったい何を考えているんですか? 今から小説をひとつ書こうかと思っているわけでしょう? いくらなんでもそれくらい自分でやってください」

村上さん、私もまったくその通りだと思います。

質問:

「ところで、村上さんの文章には “あるいは” がよく使われていますよね。話し言葉でも“あるいは”をよくお使いになっていますか?」(一部略)

村上さんの回答:

「意識しなかったですね。でもこれからは意識しちゃいそうです。あなたのせいです。今度は “それとも” を多用するようになったりしてね」(一部略)

「あなたのせいです」、ハッキリ言われちゃいましたね……。今後村上さんの小説を読むにあたって、私も意識しちゃうかもなぁ。

質問:

「今はきれいな彼女もいて毎日楽しくてしかたないですが、前好きだった子に返信がないのに延々3年間もメールしてしまいます。どうしたらいいですか?」

村上さんの回答:

「変わった質問だな。きれいな彼女もいて、楽しくてしょうがないのに、どうして前の彼女にそんなにしつこくメールするんですか? まだ気持ちが整理されていないのでしょうか? で、あなたは僕にいったい何を相談しているのだろう?」

【ユーモアたっぷりな村上さんの回答にご注目】

このほか、話が長い上司に悩んでいる女性に「あれは不治の病です」と一刀両断するなど、ユーモア溢れる回答を連発する村上さん。気がつけば何問も読み進めている自分にビックリしちゃうこと、ウケアイです。

【高校生の恋にまつわるお悩みに対する、村上さんの答えとは!?】

また記者個人的には、「異性と交流を持つきっかけを教えてほしい」という高校生に対し放った、村上さんの真摯な回答にもグッときちゃいました。

「それって、一人ひとり違うんです。こうやってきっかけを持つ、みたいな決まったパターンはありません。ほとんど出会いがしらです。事故みたいなものです。もう少しおとなになると、目と目が合っただけで “わかる” ということもあります。匂いでわかるということもあります」(一部略)

……はああ……わかる! と、このように、思わず深いため息をついてしまうやり取りも多々。村上さんに質問・疑問をぶつけるのもいいけれど、このように第三者的な目で眺めてみるのも、なかなかオツな楽しみ方だと思われます。というわけで、あなたもぜひ、お試しあれ。

参照元:村上さんのところ
執筆=田端あんじ (c)Pouch