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米「NASA」による無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所「ジェット推進研究所(JPL)」が、宇宙旅行をイメージしたポスターを制作、公式サイトにて発表しています。

掲載されているのは、合計3枚、背景となっているのは3つの星。

三者三様に美しいそのビジュアルは、まるでアート作品のよう。否が応にも好奇心をそそられてしまうこれらはすべて、公式サイトより自由にダウンロードすることが可能です。

【もしや巨大なガス惑星かも!? “ケプラー16b” 】

まずご紹介するのは、太陽系外惑星「Kepler-16b(ケプラー16b)」を描いたポスター。こちらは初めて発見された恒星同士の連星を公転する惑星であり、土星のような、巨大なガス惑星である可能性も高いとのこと。ちなみにその温度は、ドライアイスのそれに、酷似しているんですってよ……!

【地球よりも遥かに強力な引力 “HD 40307g” 】

お次は太陽系から42光年と、比較的近い位置にある「HD 40307g」。スーパーアースとミニネプチューンの間にまたがっており、分量は地球の2倍、引力においては地球よりも遥かに強力。ただしこの地が、岩に覆われた土地なのか、はたまたガスに覆われた土地なのか、そのあたりは今のところ明らかにされていないのだそうです。

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【地球に近いサイズの惑星 “ケプラー186f” 】

最後は「Kepler-186f(ケプラー186f)」、太陽以外の恒星のハビタブルゾーン、つまり生命が存在する可能性のある領域内において、初めて発見された地球に近いサイズの惑星。太陽よりもずっとずっと冷たく、より赤いのが特徴。厚い大気を持ち、なおかつ密度の低い海洋惑星の可能性が考えられているみたい。

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いつの日かこれらの星の上へと降り立ち、ポスターとよく似た光景を眺めることができるかもしれない。そう考えると、なんだかワクワクしちゃいますね!

かつての人々が夢にまでみた宇宙旅行が現実化する日もそう遠くはない今、未来へと思いを馳せるべくぜひこれらのポスターを、お部屋に飾ってみてはいかが?

参照元:Jet Propulsion Laboratory(JPL)
執筆=田端あんじ (c)Pouch